テスラ・サイバートラック「ついに」正しい使い道が発見される？米空軍が「破壊の標的」として購入、実際にミサイルを撃ち込む爆破実験プログラムが開始される

｜　大量に売れ残っていると言われるテスラ・サイバートラックだが　｜

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テスラはサイバートラックの「販売促進」に苦慮、その方向性を転換したばかり

テスラ・サイバートラックの販売は、YouTuberやインフルエンサーへの納車が一巡してから勢いを失いつつあるとされ、現在では使われていない（納車される見込みのない）個体がショッピングモールの駐車場に放置されている光景も見られるという報道も。

そこでテスラは、これまで強調してきた「終末世界対応」や「軍用レベルの頑丈さ」ではなく、より一般的なピックアップトラックとしての性能を前面に押し出すマーケティングへと軌道修正しているというのが現在の流れです。

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米空軍、サイバートラックを購入しばくは実験

しかし、そんなサイバートラックに対し、米軍が意外な「実用的用途」を見いだしたという報道が全米を賑わせており、それは「標的としての利用」という過激なもので、これがいっそう大きな衝撃を与えているわけですね。

軍事メディア「The War Zone」が入手した米空軍テストセンターの調達記録によれば、米空軍は訓練用の標的車両として合計33台を発注。

そのうち31台は一般的なセダンやピックアップなどですが、残りの2台はテスラ・サイバートラックを指定購入しています。

これらはすでにニューメキシコ州のホワイトサンズ・ミサイル実験場に搬入され、米特殊作戦軍（SOCOM）の「遠隔精密誘導兵器プログラム」で使用される予定だといい、つまり、ミサイルを撃ち込み、破壊実験を行うのだと報じられています。

なぜサイバートラックなのか

そこで気になるのが「なぜサイバートラックが指名されたのか」。

米空軍は、なぜこのEVピックアップが必要なのかを説明するため、「単一調達理由書（Single Source Justification）」を提出し、そこでは以下のように記されています。

2025年2月13日、市場調査を実施し、サイバートラックの設計、素材、耐衝撃性、革新的技術を評価。他車と比較した結果、角ばった未来的デザインと未塗装ステンレス製エクソスケルトンは、従来の塗装鋼板やアルミ車体とは一線を画すと判明した。また、48V電装アーキテクチャは効率と電力供給に優れ、競合は開発段階にあるにすぎない。他に類似する車両は存在しない。