| 世界中どこでもホワイトとブラック、グレーで70−80%程度を独占 |
Axaltaの調査によると、「世界でもっとも人気のあるボディカラー」は9年連続でホワイトになった、とのこと。
比率でいえば38%の顧客がホワイトを選び、19%はブラック、13%はグレー。
ホワイトを選ぶ人はブラックの「倍」もいて、これら3色で70%を占めている、ということになりますね。
ちなみに4番人気はシルバーで、この比率は10%(シルバーを入れると80%の構成比率)。
その後はブルー(7%)、レッド(6%)、ブラウン/ベージュ(3%)、イエロー/ゴールド(2%)、グリーン(1%)、その他(1%)。
なお、「世界」ではなく「欧州」というくくりだと、1番人気は「グレー(24%)」。
次いでホワイト(23%)、ブラック(21%)、シルバー(10%)、ブルー(10%)、レッド(6%)、ブラウン/ベージュ(3%)、グリーン(1%)、イエロー/ゴールド(1%)、その他(1%)という順です。
なお、この統計にある「グレー」はシルバーとは異なるようで、ぼくの乗っているポルシェ718ケイマンのような(文字通りの)グレー、そして一般的なメタリックグレー(ガンメタ)も含まれる、と思われます。
その他にはこんな動向も
なお、こちらは2000年から2015年までですが、北米におけるボディカラーの構成比率。
ワールドワイドでの統計と同じく、ホワイト、ブラック、グレー、シルバーが拡大していることがわかります。
イエロー、レッドはその時によって変動はあるものの、あまり比率は変わっていないようですね。
反面、ブラウンはちょっと減っているように思われ、ブルーとグリーンさらに減少傾向。
そしてピンクはほぼ壊滅状態に追い込まれている模様。
ここ15年の人気ボディカラー変遷。2007年辺りから一気にトレンドに変化アリ
ちなみに、日本の中古車市場を見ると、BMW X5につき、ボディカラーを見てみると「ブラックとホワイトが80%を占め、ブラックが(全体の)36%、ホワイトが44%を占める」という状況。
BMW X5に限っては、世界的な統計よりも「ホワイトとブラックの独占状況」が強いようですね。
さらに日本市場の数字ですが、自動車検査登録情報協会によれば2018年のボディカラー比率はこんな感じ。
「白」が圧倒的であるということがわかりますね。
なお、Axaltaの統計とは異なり、「灰」の中にメタリックグレー(ガンメタ)と純粋なグレー、そしてシルバーが一緒になっているものと思われます。
VIA:Axalta