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以前に「ケーニグセグっぽい」2300馬力のハイパーカーを発表したエレクトロン。今回はまた別の「マクラーレンっぽい」ハイパーカー、1400馬力のトゥルーヴァを発表

2021/09/18

以前に「ケーニグセグっぽい」2300馬力のハイパーカーを発表したエレクトロン。今回はまた別の「マクラーレンっぽい」ハイパーカー、1400馬力のトゥルーヴァを発表

| どんどんこういったハイパーカーが登場するが、おそらくそのほとんどが実現できないままに終わるだろう |

それでもこういったプロジェクトが次々出ることが理解できない

さて、エレクトリックハイパーカーメーカー「エレクトロン」がニューモデル「トゥルーヴァ(Truva)」を発表。

なお、このエレクトロンについては「なんか聞いたことがあるな」と思う人も多いハズで、というのも今年4月に「システム総出力は2,300ps(1,715kW)以上、時速62マイル(100km)までの加速はわずか1.65秒、最高速度は280mph(450km/h)」を誇るハイパーカー、”クェーサー(Quasar)”を発表したため。

ただし問題は、未だクェーサー自体のプロトタイプすら作られておらず、2023年発売と言われながらもなんら動きが見られないことです。

エレクトロンQuasar
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トゥルーヴァの価格は約8000万円

参考までに、クェーサーは99台のみに生産が絞られ、その価格は2億8500万円だと言われます。

もちろん本当に2300馬力を発生し、主張どおりのパフォーマンスを発揮するのであればその価格にも納得ではありますが、実際のところかなり(実現は)難しいんじゃないかと思われます。

そして今回発表されたトゥルーヴァについて、その価格はグッと安くなって70万ユーロ(8000万円)に設定されており、その出力は1400馬力。

価格が抑えられる理由としては、出力ダウンのほかにも構造的な要素もあり、クェーサーの「4モーター」に比較し「3モーター」構成へと変更されるようですね(リアアクスルに2つ、フロントアクスルにひとつ)。

elektron-truva-hipecar (2)

そのほか、このトゥルーヴァに関しては「革新的なコンポジットシャシー」の採用が挙げられていて、ダンパーにはプッシュロッド式サスペンションシステムが採用されるほか、100kWhのバッテリーパックを搭載すると報じられています。

現時点では数枚のイラストのみしか公開されておらず、インテリアについてもなんらわからない状態ですが、前回公開されたクェーサーは「ケーニグセグ的」、そして今回のトゥルーヴァは「マクラーレン的」な雰囲気を持っているようにも見えますね。

elektron-truva-hipecar (3)

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現在は「数え切れないほど」の新興ハイパーカーメーカーが登場しており、特にピュアエレクトリックカーだと高出力を得やすい(そしてアピールしやすい)ためかガソリンよりもエレクトリックモーターをパワーソースとして選ぶことが多い模様。

ただしバッテリーマネジメントはそれほど容易ではなく、よって発売が難しい、もしくは「発売できてもトラブルだらけになるだろう」とも考えていますが、実際にはこういった新興ハイパーカーメーカーのうち「ほとんど」が発売に至らないだろうと考えています。

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