
| 【衝撃実験】外れたマンホールの蓋の上をクルマが通過するとどうなる? |
まさに「捨て身」の実験である
通常、マンホールの蓋(マンホールカバー)は円形で外れにくい設計になっていますが、しかし、何らかの理由で「外れてしまった場合」、道路上の危険物として想像以上の脅威になることが今回YouTubeへと公開された動画によって明らかに。
この「マンホールの(蓋の)危険性」に着目したのは人気ユーチューバー「Garage 54」で、実際にどのような脅威が生じるのかを検証すべく、実車を使って実験を行っています。
時速約65kmでマンホールに接触…レクサス ESが受けたダメージ
今回の実験では、複数の車両を使用し、様々なスピードで外れたマンホールの蓋に乗り上げるというテストが実施されることに。
最も過酷だったのは、レクサス ESが時速40マイル(約65km)以上でマンホールの蓋に乗ったシーンで、主な被害は以下のとおりです。
- 前輪で蓋をはね上げ、後輪に直撃
- リアホイールとタイヤの「割れ」
- 蓋がリアバンパーを突き破り、部分的に破損
- 走行不能ではないが、大掛かりな修理が必要なレベルに
低速でも無傷ではない。他の走行実験の結果
より低速でのテストでも、以下のような被害が報告され、つまり、スピードに関係なく、外れたマンホールはクルマに深刻なダメージを与える可能性があることが実証されています。※ちょっとずれたマンホールの上を通るだけで、マンホールの蓋が高く跳ね上げられているので、周囲の人間にとっても相当な脅威となる
- タイヤのバースト
- ロッカーパネル(サイドステップ)へのダメージ
- アンダーボディの凹み
実際の事故例:2021年ニューヨークでバスが空を飛ぶ
この実験は絵空事ではなく、実際に2021年にはニューヨーク・クイーンズ地区で、バスが外れたマンホールの蓋に乗り上げるという事故が実際に発生しています。
この事故ではバスの巨体が中を舞って大惨事を引き起こし、わずかなインフラの不備がいかに重大な事故につながるかを示す典型例として記録されています。
- フロントタイヤが蓋にヒット → バスが前方にジャンプ
- 着地後、隣に停車中の車に激突
- 乗客9人が負傷
まとめ:外れたマンホールは「殺人兵器」になり得る
マンホールの蓋が外れている(うまくハマっていない)状況は、めったにあるものではなく、しかし、万が一遭遇した場合、ドライバーにとって極めて危険な事態であることは明白です。
参考までに、F1はじめ各種レースを行動で行う際に問題となるのものこの「マンホール」で、グラウンド・エフェクトによって蓋が「吸い上げられ」中を舞うことがあるといい、これを防止するため、レース開催前にはマンホールの蓋を”溶接”し、はずれないようにするなどの対策が取られています。
「はずれたマンホールの蓋」がいかに危険かを示す動画はこちら
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参照:Garage 54