| フロントウインドウの修理費用は15,000円、バンパー修理は35,000円 |
さて、今日のポルシェ718ケイマン。
以前に予告した通り、「上海ポルシェセンター」へのツアー敢行のため、いざ上海へ。
そこでぼくは718ケイマンで関西国際空港へと向かったものの、今までにないような災難に遭遇することになったわけですね。
正直、かなり大きな精神的ダメージを受けていますが、村上春樹の小説(タイトルは覚えていない)にあったように「もっとひどいことにもなり得たのだ」と自分に言い聞かせ、なんとか落ち着くようにしています。
往路でイキナリ飛び石傷を食らった
そこで関西国際空港へと行く途中ですが、走行車線を走るぼくの(ケイマンの)横をものすごいスピードで追い抜いてゆくメルセデス・ベンツAMG E63S 4MATICがいたわけですね。
「スゲー勢いだな」と思って見ていると、次の瞬間、「ビシィィ!」と音がしてフロントグラスに飛び石を食らい、(あとでよく見てみると)直径5ミリくらいのクレーター状の欠け、そして数本の(数ミリの)ヒビが入っている状態に。
「これは交換になるかも」ということでポルシェセンターに連絡を取ってみると(保険のこともあるので)、どうやら交換となるとけっこう費用がかかる模様。※フロントガラスの飛び石などは帰責性がないため等級据置で修理できたような記憶もある
正直その出費はキツいなということで、そしてすぐに交換修理ができず、盆休みの間にこれを放っておくわけにもゆかないため、過去に何度かガラス修理を頼んだことがある大阪は豊中の「小田安全硝子」さんに今回修理を依頼しています。
なお、飛び石による欠けやヒビについては修理できる範囲とそうでない範囲があり、それはプロに見てもらわないと判断が難しく、クルマを持ち込んで見てもらったのちに「なんとか修理できるだろう」ということで修理を願いしています。
一般に、修理できるのは範囲にして直径1.5センチくらいの傷で、貫通しておらず、かつガラスの中心付近(ウインドウの下の方はエアコンの風が当たって熱収縮が起き、修理してもヒビが入りやすい)、かつ助手席(完全に元どおりになるわけではないので、運転席側だと視認性を損なう)側だとされていますね。
ちなみにこういった欠けやヒビは、そのままにしておくと内部に汚れが入って修理が難しくなったり、ヒビが広がることになるので、早めの対策が必要。
とくに、ポルシェのように「軽量化のためにガラスを薄くしてある」車はヒビが伸びやすく、なるべく急いで修理をしたほうがいい、と考えています。
修理自体は30分ほどで完了し、見た目はほぼ元どおり、そして修理代金は15,000円。
ちなみにこういったウインドウの欠けやヒビの修理の際には、該当部分に圧力をかけて樹脂を封入することになるので、「場合によっては」ヒビが広がって修理できなくなることがあり、その場合はもう「フロントガラス丸ごと交換」。
ですが、傷をそのまま放っておくわけにもゆかず、「ヒビが伸びればフロントガラス交換」を承知の上で修理しています(修理できればラッキー、という感覚)。
さらに落下物でフロントバンパーをヒット
そして高速道路を走っていると、よく遭遇するのが落下物。
これまでにも何度かヒットしたことがありますが、今回は樹脂製のカゴのようなものが落ちており(前を走るトラックの下から急に出てきた。トラックの車高では”跨げた”が、ケイマンではそれも無理)、なんとか避けられる範囲で避けたものの、それでもフロント左下をヒット(周囲にはクルマがいたので、急ブレーキや急ハンドル操作を行うと、事故を誘発する可能性があった)。
幸いというか、「擦っただけ」で凹みや割れはなく、部分的にサクっと補修してもらおうと思います(3万円くらい?)。
やっと空港に着いたら欠航だった
そしてようやく空港にたどり着き、さあチェックインしようとしたら乗る予定だった飛行機が「台風のために欠航」。
出発前に確認したところ欠航扱いではなかったものの、空港へと行く道中にて欠航へと変更になったようですね。
なお、振替の便を確認したところ「3日先まで満席」で、これは他の航空会社も同じ状態。
今回やむなく旅行自体をキャンセルしていますが、ホテルやポルシェ・エクスペリエンスセンター、ほかの予定もすべてキャンセルせねばならず、かなりな手間がかかってすっかり精神を消耗してしまうことに。
航空券代はもどってきたものの、空港への往復にかかった高速道路通行料、ガソリン代はもちろん戻って来ず(というか飛び石とバンパーヒットというネガティブ要素つき)、ポルシェ・エクスペリエンスセンターの分は返金されないものの「クーポン」として次回にそのまま使用可能。
ホテル(張り込んでウォルドルフ・アストリア上海を予約してしまった・・・)は1泊だけ支払いをする必要があり、総額ではけっこうなお金を浪費してしまったことになります。
ぼくの人生においては様々なことがありましたが、正直「ここまで不幸が連続した」のは初めてで、さすがに無神論者のぼくでも「お祓いに行くか・・・」と考えてしまう1日(というか、これらの事件はすべて午前中に起きた)でした。