| ヴァレンティノのスタッズつきパーカーは非常に高価だが、正直買ってよかったと思う |
ニールバレット「サンダーボルト」は見る人にかなりのインパクトを与えるらしい
さて、いくつかちょっと変わった服を購入したのでここで紹介したいと思います。
まずはぼくの愛用ブランド、ニールバレット(Neil Barrett)のスウエットシャツですが、見てのとおりブランドのアイコンでもある「サンダーボルト」をモチーフとしたプリントがなされています。
ちなみにぼくはこのサンダーボルト柄のTシャツやパーカーなどをほかにも所有していて、そしてなぜかそれらを着ていると「オシャレですね」と言われることが多いように思います。
ニールバレットは今や非常に手に入りにくくなってしまったが
そして背中にもサンダーボルトがプリントされていて、後ろから見ても、ひと目で「なんか違う」といった印象を与えることになるのかもしれません。
なお、ニールバレットはもともとカーゴパンツや、ウォッシュ加工によってシュリンクさせたバッファローレザーを使用したレザージャケットにて有名になったものの、一時を境にブラックやネイビーを基調としたジャージや、テーラードジャケットなどをメインとしたきれいめブランドへと変貌を遂げており、ぼくとしてはどちらのニールバレットも変わらず愛用中。
そしてニールバレットを選ぶ理由は「細身なデザインが多い」ためで、ぼくの体型にフィットする数少ないブランドのひとつだからなのですが、現在は多くのテナントから直営店を引き上げており、かつセレクトショップでも扱いが減っているために購入できる店舗が少なくなっているのがちょっと残念(これは日本だけではなく世界的な傾向であり、海外でも扱いをやめるショップが増えている)。
はじめてヴァレンティノの「スタッズ」シリーズを買ってみた
そしてもうひとつはヴァレンティノ(VALENTINO)のスタッズつきパーカー(フーディー)。
ぼくは一人の時に雨が降っていても傘をささないのでこういったパーカーを愛用することが多く、これまでにも様々なブランドの様々なパーカーを購入していますが、ヴァレンティノのパーカー、そしてスタッズつきデザインは「初」。
これまでにヴァレンティノのTシャツやポロシャツは購入したことがあるものの、しかしパーカーは(あまりに高いので)購入したことがなく、しかし今後スタッズつきのデザインがなくなる、もしくは著しく減少するだろうということで(その代わりにスクール系が増える)購入に至ったわけですね。
そしてこのパーカーはこんな感じで前身頃、そして袖にもスタッズ多数。
このスタッズは「貼り付け」ではなく生地を貫通するリベットにて裏打ちされており、簡単に外れないように作られています。
ちなみにこのパーカーは25万円くらいするのですが、その多くはこのスタッズの「作業代」なのかもしれません。
もちろん製造はイタリアですが、最近はこういったハイブランドで、かつ高額な製品であっても「ルーマニア製」「ハンガリー製」なども少なくはなく、しかしぼくは「一定以上の価格を支払うのであれば、イタリア製でないと」と考えています。
前身頃には全面にピラミッド状のスタッズが打たれているものの、背中にはいっさいスタッズはなく、しかしこれはケチっているわけではなく、「高級車に乗ったときなど、デリケートなレザーシートを傷つけない」という配慮なのだそう。
そう聞くと「へえー」と思ったりしてついつい購入してしまったわけですが、人は「知らないことを教えてくれたブランドに帰属意識を抱く」という一つの事例なのかもしれません(知的エクスペリエンスが重要)。
もう一枚、ヴァレンティノのフーディーも購入
そして勢いに乗ってしまって購入したのがもう一枚のヴァレンティノのフーディー。
二枚あわせるとけっこうな額になってしまいましたが、このデザインは他にはなく、「これは買っておかねばなるまい」と考えた次第です。
これはピラミッド型スタッズをイメージしたと思われるダイヤモンド型の布地が組み合わされるという複雑な構成を持っていますが、これらダイヤモンドとダイヤモンドの間には「隙間」があり、中に着たものが透けて見えるという構造です。
よって、中に黄色いものを着るとこう。
赤だとこう。
ブルーだとこう。
後ろ身頃は普通の「一枚もの」となっており、しかし首のあたりにはスタッズが一つ。
袖や裾は「それほど締まっていない」ので、スマートに着こなすことができそうですね。
ちなみにですが、ヴァレンティノもまた細身の作りをもつブランドのひとつであり、上述のニールバレット、そしてバルマン、ディースクエアードとともに、ぼくにとって「ありがたい」ブランドでもあります。
ただ、ヴァレンティノの価格は「非常に」高く、数あるハイブランドの中でもさらに高価な設定を持っていて、ただしそのぶん生地や縫製にはこだわっており、何着か購入し、しばらく着てみた印象だと「十分にその価値はある」とも考えていて、今後も機会があれば購入することになるかもしれません。