F56ミニJCWのフロントタイヤがそろそろ限界。超扁平のため前後タイヤ組み換え不可、保管しておいた純正タイヤ/ホイールへと戻すことになりそうだ

｜　ここまで早くF56ミニJCWのタイヤが減るのはまったくの予想外だった　｜

前後ホイールのオフセットが異なるのでローテーション不可、タイヤの組み換えも難しい

さて、ミニJCW（F56 / LCI2）のフロントタイヤがけっこう減ってきており、なんらかの対策が必要な段階に差し掛かろうとしています。

最も手っ取り早い対策は「前後タイヤのローテーション」なのですが、ミニJCW（ジョン・クーパー・ワークス）はフロントのブレーキキャリパーが大きく、それを避けるために前後ホイール間でのオフセットが異なっており、よって「タイヤ/ホイールのローテーションは不可」。

考えうる対策としては「ホイールからタイヤを取り外し、（前後ホイールの位置は変えずに）タイヤのみを前後で組み替える」というものですが、しかしタイヤ館に相談したところ「扁平率が低いタイヤなので、いったんホイールから外し、それをまた組み込むことにはリスクを伴う」とのことで、結果的には「なにもせずそのまま放置」することに。※タイヤ館には色々と対応いただき感謝

ミニJCWのフロントタイヤはけっこう摩耗する

ちなみにぼくはR56世代のミニクーパーSに5年ほど乗っていた時期があり、つごう5万キロほど走行したものの、そこまで「タイヤが減る」という印象は持っておらず（むしろ全然減らないというイメージがある）、よってこのF56ミニJCWのタイヤの摩耗っぷりにはちょっとびっくり。

ちなみにこちらはF56ミニJCWのフロントタイヤ（約3万キロ走行）で、ショルダー部だけを見ると「溝がそろそろなくなる」というレベルです。※トレッド面の溝はまだまだ残っていて、スリップサインは出ていない

一方こちらはリアタイヤで、見た目としては「9分もしくは8分くらい残っている」という感じ。

R56ミニクーパーSとF56ミニJCWとの差はそこまで大きくないように思われるが

R56ミニクーパーSのときは（F56ミニJCW以上の距離を走ったにも関わらず）ここまでフロントタイヤが摩耗しておらず、しかしこのF56ミニJCWではフロントのみが大きく摩耗しているわけですね。

両者の間での大きな相違といえば「馬力」であり、R56ミニクーパーSは175馬力、F56ミニJCWだと231馬力なのですが、そこまで大きな差はないように感じられ、よって出力差がここまで影響しているとは思えず、そして他に異なるのは車体重量（R56ミニクーパーSだと1,190kg、そしてF56ミニJCWでは1,280kg）。

さらにはブレーキシステムも異なっていて、F56ミニJCWではフロントに強力な対抗ピストンキャリパーが装備されており、つまり”より強力な”ストッピングパワーを発生させます。

よって、推測にはなってしまうものの、これらの「ちょっとした差」が積もり積もってフロントタイヤの大きな摩耗を引き起こしたのだとも考えられ、いったん摩耗し始めたタイヤがここから加速度的にすり減ってゆくのかもしれません（経験上、減り始めたタイヤは一気に摩耗が進む）。

なお、ぼくはクラウンスポーツとF56ミニJCWとを入れ替える予定にしていて、よってここからミニJCWに大きなコストを投じることを考えておらず、そのためフロントタイヤを交換することはないかと思われます。

ただ、スリップサインが出てしまうとさすがにそのまま放置するわけにはゆかず、その際には「保管してある」純正タイヤへと（純正ホイールもろとも）交換することになりそうで、今後どうするかはF56ミニJCWのタイヤの減り具合、そしてクラウンスポーツがいつごろ納車されるかによって対応が変わってきそうです。

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