| DBXはSUVというより背の高いスポーツカーといった雰囲気だ |
アストンマーティンが11月に発表する新型クロスオーバー「DBX」のエンジンに関する情報を公開。
これによるとエンジンはヴァンテージやDB11 V8に搭載されているのと同じもので、メルセデスAMG製の4リッターV8、そして出力は550馬力。
最高速は実に290mk/hに達し、ブレーキ性能はヴァンテージ、DB11はもちろんDBSスーパーレッジェーラにも勝るとされ、ニュルブルクリンクのラップタイムは8分を切る、とされています。
ちなみに現時点での「ニュルブルクリンクにおけるSUV最速」はアルファロメオ・ステルヴィオの7:51。
その次はポルシェ・カイエン・ターボの7:59.74ですが、アストンマーティンDBXはこれらに迫る、もしくはこれらを凌駕するタイムを記録する可能性も。
まだまだそのパフォーマンスは「未確定」
しかしこれらの数字はまだ「最終的に決定したもの」ではなく、つまりはプロトタイプでの数字ということになりますが、市販モデルだとこの数字を超えるであろうことも容易に想像でき、SUVというよりは「背の高いスポーツカー」と言って良いかもしれませんね。
なお、アストンマーティンいわく「現在、SUVにふさわしい日常性をV8ツインターボエンジンに与えるべく調整中だ。さらには我々のブランドに相応しいドライビングダイナミクスを併せ持つことになるだろう」。
おそらくニュルブルクリンクのタイムについては、先行する他社製SUVに対してアドバンテージをどう出してゆくかを考えた結果なのだと思われ、アストンマーティンは「サーキットでのパフォーマンス」を自社のDNAと結びつけてSUVの存在を正当化するとともに、ポルシェ・カイエンやランボルギーニ・ウルス、ベントレー・ベンテイガに対抗するのかもしれません。
そして今回、スパイフォトではなく公式ティーザー画像としてははじめてアストンマーティンDBXのリアが公開。
他社のSUVとは異なるノッチバック風のリアが特徴的です。
ちょっと気になるのは、4WDシステムが「どこ製」なのかということ。
というのもアストンマーティンは4WDシステムを持たず、しかし優秀な4WDシステムがないとニュルブルクリンクではタイムを出せないため。
エンジンやエレクトロニクスがメルセデスAMG製ということを考えると、やはり4WDシステムもメルセデスAMG製かもしれませんね。
VIA:Aston Martin