| この車両がアストンマーティンの所有なのか顧客の所有なのかは定かではない |
あとちょっとだけコースが広ければなんとか難を逃れられた可能性も
さて、その価格が4億円近いとも言われるアストンマーティンのハイパーカー「ヴァルキリー」。
つい先日はバーレンにてそのサーキット走行専用バージョン「ヴァルキリーAMR Pro」を走らせる姿を公開していますが、今回は英国シルバーストーンサーキットにて(おそらくは通常版の)ヴァルキリーが走行する姿が動画に収められています。
なお、このヴァルキリーについてはアストンマーティンが所有するデモカーなのか、それともすでに顧客に納車された個体なのかは不明ではあるものの、なんとリアエンドをコンクリートウォールにヒットさせてしまうことに。
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撮影したのはメルセデスAMGのプロドライバー
この動画を撮影しインスタグラムに公開したのはメルセデスAMGのワークスドライバー、そして2016年のニュルブルクリンク24時間レースのウイナーであるアダム・クリストドゥールー選手。
動画ではまず向こうからやってくるアストンマーティン・ヴァルキリーを捉えていますが・・・。
スキール音とともにヴァルキリーは外に膨らんでしまい、コンクリートウォールに「ガッチャン」とヒット。
なお、クルマが何かにぶつかるときはけっこう高い音が出ることが多く、はじめてこういった事故を見たときは「こんな音がするんだな・・・」と意外に感じた記憶があります。
ただ、幸いなことに車体が浮き上がるようなクラッシュではなく、おそらくはリアのボディパネルをヒットしたのみにとどまっているように見え、そのままヴァルキリーは姿勢を立て直して走り去ることに。
おそらく、あと数メートルでもコースの幅が広ければヒットを回避できたとは思うのですが、いちばん残念だったのはドライバーだったのかもしれません。
アストンマーティン・ヴァルキリーはこんなクルマ
このアストンマーティン・ヴァルキリーは発表から長い期間を経てようやく2021年末から納車が開始されており、搭載されるのは自然吸気エンジン史上最強の1140馬力を発するV12エンジン(コスワース製の6.5リッターにリマック製のハイブリッドシステムが組み合わせられている)。
これを車体ミッドに搭載し後輪のみを駆動することになり、サーキットではF1やLMP1クラスのレーシングカーに匹敵する性能を発揮すると言われ、しかし同時に「非常に運転が難しい」とも言われていますね。
スペックとしては0−100キロ加速2.5秒、最高時速は322キロ「以上」を誇り、このクーペ版が150台、オープン版が85台、そしてサーキット走行専用モデル(AMR Pro)が40台製造される予定となっています。
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参照:adamchristo(Instagram)