オープン化だけではなく4ドアのミュルザンヌを2ドアに
ドバイにて、ベントレー・ミュルザンヌをオープンに改装した「グランドコンバーチブル」が公開に。
ミュルザンヌはベントレーのラインアップの中では今ひとつ影の薄い存在ですが、もっとも安価なモデルでも価格3470万円を誇るベントレーのフラッグシップモデル。
これまでも様々な限定モデルが制作され、中国では「億」を超えるスペシャルバージョンも登場しています。
紹介するのは安定のユーチューバー、Shmee150氏
なお、ミュルザンヌに「オープン」は本来設定されておらず、それだけに今回の「グランドコンバーチブル」はけっこうなインパクトがありますね。
2014年のLAオートショーでもコンセプトカーとして展示されたことがありますが、今回のモデルは新型ミュルザンヌをベースとしており、そしてさらに豪華さを増している模様。
もちろん製造したのはベントレーのカスタム部門である「マリナー」。
なお展示してあるのは世界で最大規模を誇るベントレーのディーラー、「ベントレー・ドバイ」。
ベントレーのフラッグシップショールームがドバイにオープン。ブルジョワな作りでビル外壁にはLED16万個
ベースは「ミュルザンヌ・スピード」ですが、本来ミュルザンヌは「4ドア」であり、今回オープン化にあたってそれを「2ドア」化するなど相当な範囲においてカスタムがなされていることがわかります。
ボディカラーはモロッカン・ブルーとフロステッド・シルバーの2トーンで、リアデッキはウッド製(Shmee150氏によると、車に使用されるウッドパーツとしては世界最大の一枚もの、とのこと)。
スペックは非公開ですが、ベースモデルのエンジンは6.75リッターV8ツインターボ/530馬力なので、これと同じか、いくばくかのパワーアップを得ているかもしれませんね(ベースモデルは0-100キロを4.9秒で駆け抜け、最高速度は時速305キロというハイパフォーマンスぶりを発揮)。
なおミュルザンヌ・スピードの重量は2685キロなので、このグランド・コンバーチブルはオープン化によってさらに重量が増えているのは間違いなさそう。
そしてもっとも驚かされるのはその価格で、マリナーによる手作りのためになんと「3億9000万円」。
納車は2019年の予定となり、販売台数は19台限定、とされています(ベントレーの設立が1919年で、これにちなんだ数字)。
あわせて読みたいベントレー・ミュルザンヌ関連投稿
ベントレー・ミュルザンヌを「クーペ化」するチューナー。コンチネンタルに顔面スワップではダメ?
ベントレーがミュルザンヌの限定モデル「デザインシリーズ」公開。フランクフルトにはワンオフモデルも展示
ベントレーが純金、純銀をモチーフにした究極に豪華なミュルザンヌ発表。限定50台
1億超えた。中国にてベントレー・ミュルザンヌMulliner 24K Gold Edition登場