| やはり鍛造カーボンは一般ウケしなさそうだ |
毎年ジュネーブ・モーターショーにてエキセントリックなニューモデル(カスタムカー)を発表するマンソリーですが、今年はジュネーブ・モーターショーの開催が中止となってしまい、そこで今回はオンラインにてコンチネンタルGTコンバーチブルのカスタムプログラムが公開されています。
なお、マンソリーは昨年辺りまで(大理石っぽい柄の)鍛造カーボンファイバーを用いたエアロキットをメインに押し出していたものの、どうやらあまり評判が良くなかったのか、今回は普通の「織り目が見える」カーボンへと変更されてのリリースです。
このカラーリングはマンソリーしか思いつかない
今回のマンソリーによるコンチネンタルGTコンバーチブルを見てみると、これまでどおり「全身真っ黒」な中にもグリーンのアクセントが光っていることがわかります。
これはマンソリーが「グリーンクロームオキサイト」と呼ぶもので、非常に強いインパクトを持っているように思います。
フロントだとバンパーがまるごと入れ替えられ、これにLEDデイタイムランニングランプ、そしてスプリッター、リップが追加。
ヘッドライト内部にもグリーンが用いられていて、ベントレーのエンブレムはマンソリー製のブラック仕様が装着された後にグリーンのアクセントが入ります。
ボンネットもマンソリーによるオリジナルデザインとなり、放熱のためのダクトが設けられていますね(フロントグリルも変更されている)。
さらにはフロントフェンダーもプレスライン入りのワイドタイプへと変更され、そのプレスラインにあわせてグリーンのラインが入ります。
サイドスカートも入れ替えられ、さらにその上にリップつき。
フロントフェンダーのエアアウトレットから続くストリップ、カーボン製のドアミラーカバーも装着されています。
ホイールはブラック、ブレーキキャリパーはグリーン。
リアだとバンパーが交換されてディフューザー、専用のテールパイプが追加。
リアウイングも取り付けられていますが、ウイングの代わりに「リップ」、そして「リップとウイングとの二段重ね」も選べるようですね。
マンソリー製ベントレー・コンチネンタルGTコンバーチブルのキモは内装にあり
そして外装に劣らず強いインパクトを放つのがインテリア。
外装のアクセント「グリーン」がメインに使用されていますが、レザーにはキルティングが採用されてその雰囲気はゴージャス極まりない、という感じ。
こんなふうにダッシュボードはキルティング、フロアマットもキルティング、シートもキルティング、ドアインナーパネルもキルティング。
ダッシュボードやセンターコンソールには、マンソリー得意の「柄入りカーボン」が採用されています。
ちなみにこのトノカバーもカーボン製。
エンジンカバー上のプレートもマンソリー製に置き換えられ、クロスバーもグリーンへとペイントされています。
外装においてはリアフェンダー以外、内装においてはほぼ全てをマンソリー製に置き換え得たということになり、そのコストは想像もできませんが、スイスやモナコ在住の富裕層には「けっこう需要がある」のかもしれません。
なお、マンソリーは「手軽にその世界観に浸れる」キャップも販売していて(45ユーロ)、ブラック地にゴールドの刺繍、そしてツバ部分はカーボンスキンにキルティングという、いかにもマンソリーらしい仕様を持っています。
VIA;Mansory