| これまでの「スポーツ」から「エレガント」志向に |
ベントレーは17年にわたり腕時計メーカーのブライトリングとのパートナーシップ契約を結んでいますが、今回その良好な関係性を記念し、限定ウォッチ「ブライトリング・プレミエ・ベントレー・マリナー」を発表。
これはベントレーが先ごろ発表した「コンチネンタルGTマリナー・コンバーチブル」にインスパイアされたもので、その限定本数は全世界で1,000本のみ。
なお、コンチネンタルGTマリナー・コンバーチブルはこういったクルマで、とにかく高級感を前面に押し出した仕様が特徴となっています。
ベントレーとブライトリングとは密接な関係を築いている
ベントレーとブライトリングとの関係性は2003年にスタートし、しかし両者は他の「自動車メーカーと腕時計メーカーとのコラボ」よりも広い範囲において活動しており、たとえばベントレーは車両にもブライトリング製クロックを装備したり、オプションにて「2900万円くらいの」ブライトリング製トゥールビヨンを用意したり。
そのほか、限定モデルにブライトリング製腕時計を付属させたこともあるほか、ブライトリングがスポンサーとなっているアクロバット飛行チームとのコラボレーションによる限定車を発売したことも。
さらに腕時計本体のデザインも大きく(通常のブライトリングから)変更していて、その多くのモデルにおいて、ベントレーのヘッドライトやインテリアほか、各部に見られる「ナーリング(ギザギザ)」を採用したデザインを持つことも特徴です(これらは通常のブライトリング製品とはデザインが全く異なる)。
ブライトリング・プレミエ・ベントレー・マリナーはこんな仕様を持っている
そして今回のブライトリング・プレミエ・ベントレー・マリナーですが、もちろんベースはブライトリングの「プレミエ」シリーズ。
これは1940年代のベントレーを意識した「エレガント」なシリーズであり、そのためにナーリング加工を採用したベゼルはなく、優雅な曲面で構成されています。
ケースは42ミリ、素材はステンレス、ベルト(ストラップ)の素材はアリゲーター。
文字盤はホワイトをベースに、リングはブルー、スモールセコンドもブルー、そしてクロノグラフ針や目盛りはレッド。
これらはもちろん、コンチネンタルGTマリナー・コンバーチブルのインテリアを腕時計上にて再現したものです。
ケースサイドには「BELTLEY」のプレートが装着され、ケースバックはスケルトン、そしてケース裏面には「Mulliner Edition – Breitling – One Of 1000」の文字が刻印される、とのこと。
腕時計メーカー×自動車メーカーとのコラボはこれだけある
自動車は現代において「趣味」の乗り物ですが、同様に「趣味」としての嗜好物へと変化しているのが腕時計。
よって両者は非常に近い性格を持つに至り、よって両者のコラボレーションは非常に盛んです。
現在のところ、腕時計メーカーとパートナーシップ契約を結んでいる自動車メーカーは下記の通り。
アストンマーティン・・・タグ・ホイヤー/TAG Heuer ブガッティ・・・ジェイコブ/JACOB&Co. アルファロメオ・・・クロノスイス/Chrono Swiss シェルビー・・・ボームアンドメルシエ/baume&mercier フェラーリ・・・ウブロ/HUBLOT ポルシェ・・・ショパール/chopard マセラティ・・・ブルガリ/BVLGARI ランボルギーニ・・・ロジェ・デュブイ/ROGER DUBUIS イタルデザイン・・・ロジェ・デュブイ/ROGER DUBUIS ベントレー・・・ブライトリング/BREITLING メルセデスAMG・・・IWC レンジローバー・・・ゼニス/ZENITH マクラーレン・・・リシャールミル/Richard Mille アルピーヌ・・・ティソ/TISSOT |