| イギリス人はやることが過激 |
ランドローバーがいったん生産を終了したディフェンダーの70週年を記念し、ランドローバー史上最速となる「ディフェンダー・ワークスV8(DEFENDER Works V8)」を発表。
これは5リッターV8(405馬力)エンジンを搭載したもので、0-100キロ加速なんと5.6秒、と公表されています(このルックスででもってこの速度で走っているところを見たら驚く)。※ちなみに標準仕様のディフェンダーは122馬力
超高値になること必至
これは1979年に製造された「Series III Stage 1 V8」へのオマージュで、50周年記念の際にも発売された「DEFENDER 50th Anniversary Edition」同様、ハイパワーエンジンを搭載したエンスージアスト向けのモデル。
限定台数は150台となり、専用バッジやボディカラーが用意されるなどコレクターズアイテムとして高い価値を持っています。
ディフェンダーにV8が搭載されたのは1979年が最初で、その際は3.5リッターV8(90馬力)。
その後1983年の「LAND ROVER 110」、1984年の「LAND ROVER 90」にも113馬力の3.5リッターV8エンジンを採用。
1992年には北米仕様のみ192馬力の3.9リッターV8、1998年に190馬力4リッターV8が搭載されており、今回のDEFENDER Works V8はじつに「10年ぶり」のV8モデルとなるようですね。
↓バッジもレトロ!
ランドローバーいわく、「70周年というタイミングは、ディフェンダーの更なる可能性を示すタイミングとしてふさわしい。ガソリンエンジン搭載、そしてハイパワーエンジン搭載のディフェンダーに対する要望は以前からあり、このディフェンダー・ワークスV8は究極のディフェンダーとしてその要望に応えたものだ」とのこと。
↓フロントフェンダーのダクトもレトロ!
トランスミッションはZF製の8速AT、ブレーキはもちろんパワーに合わせて容量アップ。
ダンパーやスプリング、アンチロールバーを強化した「ハンドリングキット」やブラック+CNC加工を施した専用ホイール、オールテレーンタイヤの装着が機能/外観上の特徴。
なおボディカラーは合計8色(マットカラー2色)。
いずれもルーフはコントラストカラー(サントリーニ・ブラック)で、アルミ製のドアハンドルや燃料タンクキャップ、ボンネットの”DEFENDER”文字にもCNC加工が施されます。
ヘッドライトはBi-LEDなど、最先端の装備が奢られているのも外観とギャップがあって面白いですね。
↓内装はエレガント!
インテリアだとレカロシート装着、そしてシートやダッシュボード、ドアパネルなどにウィンザーレザーを使用。
「クラシック・インフォテイメント・システム」が装着されるとのことですが詳細は不明で、しかし画像を見ると「昔っぽいデッキにカーナビ画面を押し込んだ」ものであるようです(ポルシェもクラシックモデル向けに似たようなカーナビをリリース)。
ホイールベースは「90」「110」から選択でき、90だとその価格は2280万円。
残念ながら日本では発売されないとのことですが、DEFENDER Works V8にはディーゼルエンジン版も用意されるとのことなので、もしかするとそちらは日本に入ってくる可能性があるかもしれませんね。