| この鍛造カーボンはかなり好き嫌いが分かれる |
フェラーリ、ランボルギーニ、マクラーレンなどスーパーカーのカスタム/チューンを得意とするノヴィテックが「マクラーレン720Sスパイダー」のカスタムを発表。
そのエンジンを720馬力から806馬力にまでパワーアップさせ、最高速度は346km/hへ、0-100キロ加速は0.1秒向上して2.7秒へと向上しています。
マクラーレン720Sスパイダーは「世界で最も速いオープンモデル」のひとつですが、その720Sスパイダーが「さらに」速くなったということですね。
そのカスタムはパフォーマンスアップだけにとどまらない
今回発表された720Sスパイダーのカスタム/チューン内容は非常に多彩。
パフォーマンス面だとECUとして「NOVITEC N-TRONIC」が用意され、単純にこれを入れ替えるだけでも773馬力へ。
そして「NOVITEC POWER STAGE 2」ではECUに加えエキゾーストシステムと触媒レス、NOVITEC POWER STAGE 3」だとECU+エキゾーストシステム+メタル触媒がセットとなります。
ただしパワーアップよりももっとインパクトがあるのはその外観。
まずは超軽量鍛造ホイールとして「MC3」がラインアップされ、これはセンターロック風の外観を持ち、フロント20インチ(8.5J)、リア21インチ(11.5J)。
カラーはサテンブラック、グロスシルバー、グロスガンメタルの3色が用意されています。※そのほか、「MC1」デザインも用意される
そしてエアロパーツだとフロントスポイラー、フロントスポイラーアタッチメント、フロントフラップ、サイドパネル、リアバンパーカバー、リアウイング、リアスポイラー、フロントフード等が用意され、これらは実際にダウンフォースを発生し、リフトを抑える、とのこと。
そのほか、ノーマルパーツとの置き換えとなるもの(形状の変更はない)としてはエアインテーク・トランクリッド、ヘッドライトインサート、ドアミラー、サイドエアインテーク等がラインアップ。
なお、今回のトピックとして、これらパーツが「通常の、折り目が見えるカーボン」ではなく「鍛造カーボン」にてリリースされたこと。
この鍛造カーボンはマクラーレンのほか、レクサス、ランボルギーニでも採用されますが、通常のカーボンとは異なって「型にはめて」量産が効くという点においてコストが安く、かつ複雑な形状にも対応可能だと言われています。
さらに今回はサイドシルの「エントランスパネル」においてもカーボン製パーツが用意されていますが、これは純正のサイドシルに「カバー」として被せるようですね。
この「鍛造カーボン」は一種独特の雰囲気を持っており、よって外装に採用しているのはメーカー純正だとランボルギーニとBMW、チューナーだとノヴィテックのほかはマンソリーくらい。
「人とは違う」雰囲気を出したい人にはもってこいの素材なのかもしれません。
VIA:NOVITEC