| 今回はスパ・フランコルシャンなど欧州のGPサーキット5つをイメージ |
マクラレーンが720S(クーペ)に新たなる限定モデル、「MSOアペックス(エイペックス)・コレクション」を追加。
この場合の「アペックス」とはサーキットにおけるコーナーのイン側の頂点を指し、マクラーレンのレースにおける輝かしい歴史を祝うシリーズだとしています。※MSO=マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ。マクラーレンにて特別仕様車の製作を行う
今回公開されたのは異なる5種のデザインで(似ているように見えるが微妙に違う?)、F1GPが開催されるサーキットにおける象徴的なコーナーとそこを曲がる速度をイメージしたクルマたち。
マクラーレンMSOアペックス・コレクションは欧州サーキットをイメージ
まずは「アペックス・グレートブリテン」で、これはシルバーストーンサーキットの「アビー」コーナー(177km/h)をイメージし、右ハンドル1台、左ハンドル2台の合計3台が販売。
そして次は「アペックス・ジャーマニー」となり、ホッケンハイムのモービル1カーブ(136km/h)をイメージした3台が販売(右ハンドル1台、左ハンドル2台)。
さらに「アペックス・フランス」はポール・リカール・サーキットのミストラル・ストレートの先にあるシーニュ(167km/h)をイメージし、右ハンドル1台、左ハンドル2台の合計3台。
4番目は「アペックス・ベルギー」、これはスパ・フランコルシャンのオー・ルージュ(165km/h)をイメージし右ハンドル1台、左ハンドル2台の3台が販売。
最後は「アペックス・イタリー」で、モンツァ・サーキットにてパラボリカへと向かうアスカリシケイン(145km/h)をイメージした3台(右ハンドル1台、左ハンドル2台)。
マクラーレン「我々が名を成したのはサーキットにおける成功があったからだ」
マクラーレンは、今回の限定シリーズについて「マクラーレンの歴史はサーキットからはじまった。そして我々が名を成したのもサーキットにおいてだ。MSOアペックス・コレクションはマクラーレンのヘリテージを表すものであり、レーシングカーそしてロードカー両方における成功を示すものである」とコメント。
今回は欧州のサーキットがテーマになっているものの、今後は「(中東含む)アジア」や「北米と南米」といったコレクションが投入されるかもしれませんね。
なお、これら限定モデル購入者はF1のパドックパスを入手できるほか、(F1ドライバーがスーパーカーを運転して走ってくれる)ピレリ・ホットラップに「同乗」する権利が得られる、とのこと。
そしていずれのモデルもサーキットをイメージしたものだけに、オプションの「トラックパック」が装着済み。
このトラックパックはエアインテーク各部やドアミラー、エンジンベイがカーボンファイバーとなるほか、10スポーク鍛造ホイール、MSO特製のヴィジブル(織り目の見える)カーボン製リアスポイラー、スポーツエキゾースト、テレメトリーシステム、ロールバー、カーボン製スポーツシート等が与えられるもの(このオプション単体では400万円くらい)。
これだけの特典やオプションが付与されるからには、このマクラーレンMSOアペックス・コレクションの価格は安くなく、欧州での販売価格は邦貨換算にて3900万円くらい、と伝えられています。