| フィンとダクト多数、これぞまさにチューンドカー |
ロシア拠点に活動を行っているチューナー、「トップカー」。
その過激なスタイリングが世界中にて知られることとなっていますが、今回はマクラーレン720Sスパイダー向けのエアロキットを発表しています。
このエアロキットは「フューリー(Fury)」と命名され、構成点数は50にも及び、生産にかかるのは30日以上。
デザインは2パターンあり、ひとつは66,610ユーロ(邦貨換算で802万円)、もう一つは83,262ユーロ(邦貨換算991万円)に価格が設定されています。
もちろんこれにはインストール費用は含まれず(トップカーに依頼すると6,000ユーロ=72万円)、ホイール(フロント20インチ、リア21インチ)も別売りとなっています(8,000ユーロ=96万円)。
つまり、このエアロキット(高い方)を選んで取り付けを依頼し、ホイールまで交換すると、総額は97,262ユーロ(邦貨換算1172万円!)のコストがかかる、ということですね。
とにかくカーボン三昧
さすがにパーツ点数50点だけあってノーマルからの変更範囲は大きく、フロントだとバンパー下部のスポイラー、サイドのダクト、そしてヘッドライトベゼル、フロントフードが専用品に。
いずれも大きな「うねり」そして整流効果を考えたフィンが特徴のように思えます。
なお、トップカーはこれまでも「サメ」をモチーフにしたデザインを行うことが多く、よって今回のフューリーについてもやはり「サメ」がモチーフなのかも。
サイドステップも大きく形状が変更され、フィンやエラのような構造も見られますね。
リアだとウイング、そしてグリル、ディフューザーが変更に。
リアウイングだとこのフィンというかツノのようなデザインが特徴的(日本だと登録は難しそう)。
ウイングを閉じた状態だとこう。
フロントフードの内側は「カモフラージュ柄」。
トップカーはランボルギーニ・ウルスのカスタムにてこの「迷彩柄カーボン」を登場させていますが、今後これを拡大採用し、独自の付加価値としたいのでしょうね。
エクステリアに比較するとインテリアは地味ではあるものの、ダッシュボードやシートが張り替えられてグリーンのアクセントが与えられています。
このマクラーレン720Sスパイダーはトップカーが作成したデモカーのようですが、現在は開発が終了したためか4900万円ほどで販売中。
新車よりもずっと高い価格ではあるものの、走行わずか150キロということ、そして上述のように「カスタム費用1172万円」ということを考えるとお買い得なのかもしれません。