よほどのミニ好きでないと手は出せない
イギリスのエレクトリックパワートレーンメーカー「SWINDON(スウィンドン)」がクラシックミニをEVにコンバートし限定販売する、と発表。
文字通りミニの車体にバッテリーとモーターとをインストールするもので、その名称は「SWIND E classic mini」。
シティコミューターとしての計画となり最高速や加速を追求したものではありませんが、ボディは完全にレストアされるためにボディカラーは6色用意される中から自由にえらぶことができ、「コントラストカラールーフ」も選択可能。
どう考えてもこの価格設定では売れそうにない
ただ、このスウィンド E クラシック・ミニにはちょっと問題があって、その価格が「1100万円」であること。
この価格であればテスラ・モデルXやモデルSなど、もっと利便性が高く、自動車としてもEVとしても性能が高い製品を購入することができ、よって今回のSWIND E クラシックミニ」を購入する理由は「ミニだから」ということになりそうです。
なお、スペックは下記の通り。
おそらくは航続可能距離を延長するためだと思われますが、エアコンは「オプション」扱い。
ボディサイズ:全長3050ミリ、全幅1560ミリ 重量:720キロ 乗員:4名 前後重量配分:57:43 充電時間:4時間 航続可能距離:201キロ 最高速度:130km/h 0-100km/h加速:9.2秒 |
なお、クラシックミニは日本だけではなく、本国である英国においても高い人気を誇りますが、EVではなくガソリンエンジン搭載の「レストモッド」版としてのミニ「ミニ・リマスタード」や、レストア済みのミニほホワイトボディが販売されるなど、様々な選択肢が提示されているようです。
インテリアは至ってシンプルで、センターコンソールにはシフトレバーが一本生えているのみ(おそらく前進と後退とを切り替えるものと思われる)。
メーターはセンターに「ひとつ」だけ。
見た目は「まんま」クラシックミニですね。
ほかにもある、ミニの現代風解釈やレストアモデル
やはりミニの現代風解釈で有名なのは「ミニ・リマスタード」。
イギリスのデビッド・ブラウン・オートモーティブが台数限定でクラシックミニをレストモッドしたもの。
そしてこちらはクラシックミニのボディを「新規製造」するもの。
レプリカではなく、ちゃんとしたライセンス品です。