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やはりミニは需要低迷に苦しんでいる?電動版ミニクーパー コンバーチブルの生産計画が中止されたとの報道、「おそらく誰も買わないであろう」という判断か

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| 現時点では電動版ミニ・クーパー・コンバーチブルの価格があまりに高価になってしまい、競争力を確保することは難しいであろう |

まだまだEVの価格が下がらず、コンパクトカーにとってはその車両価格を正当化することが難しい

さて、ミニが「予定していた電動版ミニ・クーパー・コンバーチブルの生産計画を中止した」と報じられています。

この”電動版ミニ・クーパー・コンバーチブル”は2027年に中国とイギリスで生産される予定であったものの、需要の低迷を主な理由としてキャンセルされたのでは、と見られているようですね。

ただし実際には複数の要因が絡んでいると見られるが

上述の通り、電動版ミニ・クーパー・コンバーチブルの計画中止に関しては「需要の低さ」がもっとも大きな要因であるとはされつつも、そのほかには利益率の低下、中国ブランドとの競争激化も関係していると推測されていて、そもそもコンバーチブル自体が市場の中で小さなシェアをしか持たない上、電動化によってその市場はさらに縮小する可能性が非常に高く、ミニとしては「コストを投じてオープンモデルを投入する意味」を見いだせないのかもしれません。

参考までに、(オープンモデルにとってもっとも大きな市場である)アメリカではガソリン車のクーパー/クーパーSコンバーチブルの販売台数が、2023年第3四半期に89.1%減少して127台にとどまっていて、今年の1〜9月の販売台数も33.3%という大幅な減少を記録しているため、これよりも「小さな数字」となるであろう電動版ミニ・クーパー・コンバーチブルの生息域は「ほとんどない」のは火を見るよりも明らかです。

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ちなみにですが、電動版ミニは全般的に売れ行きが芳しくないと報じられ、たとえばミニクーパーEVは今年7月に209,800元にて中国で発売され、その後「値下げに次ぐ値下げ」によって148,800元にまで価格が下がっているそうですが、これはもちろん「売れないから」値下げを行ったのだと思われます。

一方、ミニは「電動版」コンバーチブルの計画を放棄したとしても「ガソリン版」コンバーチブルについては発売計画を進めていて、来年はじめには実際に販売が開始されるとも報じられており、依然としてコンバーチブルファンの支持を集めるための取り組みを続けているようですね。

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