| 生産はまず中国にてスタート、そしてパワートレーンは「ピュアエレクトリックのみ」 |
ハッチバック、クロスオーバー同様に新世代のデザインを身にまとって登場
さて、ミニがブランニューモデル「エースマン」のティーザー画像をリリース。
これは2022年7月に発表された「エースマン コンセプト」の市販モデルということになりますが、4月24日に中国(北京モーターショー)にて公開されることが報じられています(その前にはオンラインでのお披露目があるかもしれない)。
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新デザイナーによるブランニューミニ第一弾
なお、このミニ エースマンは新任デザイナー、オリバー・ヘイルマー氏による新しいミニのデザイン言語「カリスマ・シンプリシティ」を採用した初のブランニューモデル。
実際の市販モデルとしては新型ミニ・ハッチバックとクロスオーバーのほうが先に登場することになりますが、「新デザイン言語を採用した全くの新しいモデル」としてはこのエースマンが”初”ということに。
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今回公開されたオフィシャルフォトを見ても分かる通り、このミニ エースマンのカモフラージュの下には「ほぼ完成された市販モデル」の姿が隠されており、いつでもデビューできる準備が整っていると考えていいのかも。
このミニ エースマンの全長は4,075ミリ、全幅は1,754ミリ、全高は1,495ミリだとされ、新型ミニクーパーSよりも217ミリ長く、新型クロスオーバーより354ミリ短いというサイジング。
そしてこの車体サイズから想像できるように、エースマンは「ミニクーパーSとクロスオーバーとの中間」としての位置づけとなり、「後継モデルがない」とされるクラブマンの代替としても機能することになりそうです。
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新型ミニ エースマンは「EVオンリー」
なお、「ガソリンエンジンとピュアエレクトリックパワートレーンとが提供される」ミニ ハッチバック、そしてミニ クロスオーバーとは異なり、このミニ エースマンは「EVオンリー」にて市場に登場することになり、バッテリー容量はミニクーパーSEと同じ54.2kWhだとされ、となると搭載されるエレクトリックモーターはやはりミニクーパーSEと同じ215馬力(フロントマウント)なのかもしれません。※ただし車体が大きいぶん、満充電あたりの航続距離はミニクーパーSEの404kmよりも短くなるものと思われる
現時点ではグレード展開、そしてJCWの投入があるかどうかについては触れられていませんが、ミニの責任者であるステファニー・ヴルスト氏は「完全な電動車両である新型エースマンは、当社の成功したクロスオーバーよりも小さなSUVを求める顧客に新たな機会をもたらします。 当社の製品ポートフォリオの一貫した電動化は、ミニブランドの将来を明確に示しています」とコメントしており、つまるところエースマンは非常に重要なポジションを占めると考えてよく、となるといくつかのバリエーションが投入されると考えて然るべきなのかも。
なお、生産についてはまず(長城汽車とのジョイントによる)中国工場にて開始されるそうですが(納車は2024年末から)、2026年には英国オックスフォードでも生産が開始される、とも報じられています。
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参照 / Photo:MINI