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ロールス・ロイスが中国市場向けとして「現地の特別注文オフィスで受注した」最初の3台を公開。中国市場の特性でもある「個性的な」カスタムが施される

ロールス・ロイスが中国市場向けとして「現地の特別注文オフィスで受注した」最初の3台を公開。中国市場の特性でもある「個性的な」カスタムが施される
Rolls-Royce

| おそらくはロールス・ロイス初となる「ホワイトリボンタイヤ」へのオマージュとなる仕様も |

中国市場は(上下があるものの)ロールス・ロイスにとっては非常に重要なマーケットである

さて、ロールス・ロイスがオートチャイナにて実車を公開するという特別仕様のスペクター、ゴースト、ファントムの画像とスペックを先行公開。

いずれも中国の顧客へと納車される車両だとアナウンスされていますが、「個性的な仕様を好む」という中国市場向けらしいカスタムがなされています。

なお、この中で特に目を引くのは「スピリット・オブ・エクスプレッション」と命名されたこのラベンダー色のゴースト エクステンデッド セダンで、その理由は往年のホワイトリボンタイヤを思わせる白いラインがタイヤに入っているため。

もちろんかつてのリボンタイヤほど白い部分が多いわけではありませんが、現代の超扁平タイヤではこれくらいが「限界」なのかもしれません(おそらく、近代のロールス・ロイスでは初めて採用される仕様ではないかと思う)。

ロールス・ロイス 「スピリット・オブ・エクスプレッション」はこんな仕様を持っている

そのほか、このスピリット・オブ・エクスプレッションの仕様を見てみると、まずこのボディカラーはフィリピンのボラクレー島にちなんで名付けられた「ボラクレー・ブルー」。

ロールス・ロイスはこのボディカラーにつき、「日没から夕暮れへの移行時に見られる、空がスールー海と一体になっているように見える独特の色合い」からインスピレーションを得たものだと説明しています。

日本ではなかなか見ない類のボディカラーですが、中国や北米では意外とこういった「明るいカラーやパステル調のボディカラー」を選ぶオーナーさんも多いようですね。

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インテリアではブラックにホワイト、そしてイエローがアクセントカラーとして用いられており、近代的な印象も。

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ステッチは一部コントラスト、しかも部位によっては(レザーと色味をマッチさせた)トーン・オン・トーンが選択され、細部に至るまで熟考された指定がなされているようですね。

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ロールス・ロイス・スペクター「エスカピズム」はこんな仕様を持っている

そして次は「エスカピズム(Escapism)」と命名されたスペクター。

ボディカラーはランタナと命名されたピンクのようなオレンジのような色味を持っており、このインスピレーションは南米原産の同名の花なのだそう。

なお、ホイールは23インチという巨大なサイズです。

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インテリアはパープルとライトグレーを基調とし、採用されるアクセントはボディカラーと同じ「ランタナ」。

ルーフには960本の光ファイバーが埋め込まれた「スターライト」仕様です。

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スピリット・オブ・エクスタシーはクリスタルによる「発光バージョン」。

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ロールス・ロイス・ファントム「マグネティズム」はこんな仕様を持っている

そして3台の締めを飾るのは「マグネティズム(Magnetism)」と命名されたファントム・エクステンデッドホイールベース。

ボディカラーは「カーラ・ルナサンド」と呼ばれる青みがかったグレー、フロントフードとルーフにはカビラブルー。

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こちらもインテリアはパープルにライトグレー、しかしアクセントカラーはホワイト。

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内装の文様は「滝」をイメージしているといい、これらはインレイや刺繍(43,000針以上)にて再現されているようですね。

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なお、ロールス・ロイスはその主要市場に対し、特別注文車受注専用のオフィスを設立し、そこでは通常のオプションの範囲を超えたオーダーメイドやワンオフモデルの受付を行っていますが、このオフィスについてはドバイに続き上海にも設置されており、これら3台は上海オフィスで受注された「最初の3台」なのだそう。

おそらくは今後、この上海オフィスを通じたコミッションが続々登場するものと思われ、続報にも期待したいところですね。

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