| ここまで来るとカスタムにどれくらいのお金がかかったのか想像もできない |
もはやマンソリーは単なるチューナーの域を超え「限られた人のみが手に入れることができる」超エクスクルーシブなブランドである
さて、精力的に新作を発表し続けるマンソリー。
そのカスタムの範囲やクオリティは一般的なチューナーの範囲を超えており、その顧客はもはや「超」富裕層に集約されていると考えて良さそうですが、今回はいっそうエクスクルーシブなロールス・ロイス・カリナンのコンプリートーカー「LINEA D'ORO」を発表。
「ORO」とはすなわち金を意味しますが、その名の通り本物のゴールドをエクステリア/インテリアともにふんだんに使用した一台です。
マンソリーは限られたクルマに対してのみ「金」を用いる
なお、マンソリーは過去にも「LINEA D'ORO」の名を使用したことがあり、それは2010年に製作されたブガッティ・ヴェイロンにおいて(この車両は米大富豪にしてカーコレクター、マニー・コシュビン氏が所有している)。
この際にマンソリーははじめて「カーボンと(本物の)ゴールド」という組み合わせを採用することとなりますが、マンソリーはこの組み合わせをごく限られたハイエンドモデルにしか使用せず、実際に今回のロールス・ロイス・カリナンは14年ぶり、2台目のLINEA D'OROとなっています。
ロールス・ロイス・カリナン LINEA D'OROはその歳月分だけの進化を果たしたと考えてよく、ブガッティ・ヴェイロン同様にブラック、カーボンファイバーとゴールド「のみ」という手法を踏襲しつつ最新の手法も取り入れられ、グリルやスピリット・オブ・エクスタシー、ホイールやウインドウモールには金メッキ、鍛造カーボン製のボディパーツには金箔が散りばめられています。
ブラック、カーボンファイバーとゴールドという組み合わせはインテリアにも引き継がれ、染色やペイント、メッキ等によってゴールドが再現され・・・。
なんとペダルにも金箔。
ドアインナーパネルには「スターライト」が再現され、ドアオープナーには金メッキ。
スイッチ類はすべて分解のうえ加工されているものと思われ、そうとうな手間、そしてコストが掛けられていることがわかりますね。
マンソリーはもう一台「究極のロールス・ロイス・カリナン」を作っていた
そしてマンソリーがLINEA D'OROと同時に公開したのがこのカリナン 「LINE D'Arabo」。
そのスキームはLINEA D'OROとよく似ているものの、こちらのLINE D'Araboで使用されるのはゴールドの代わりに「カッパー」で、それに加えて専用に加工されたカーボン製エアロパーツが装着されていることが特徴です。
ヘッドライトのインナーにも一部カッパーが用いられ、ヘッドライトの前になにやらアラビア語が描かれていますが・・・。
これは「MANSORY」のアラビア語表記なのだそう。
インテリアもやはりブラックとカーボンファイバー、そしてカッパーが用いられ、ゴールドの「華やか」な雰囲気に対してこちらは「重厚」といった感じですね。
とくにシートは座るのがためらわれるほどの芸術性を持っているようにも。
あわせて読みたい、マンソリー関連投稿
-
マンソリーが9台のみ限定、ランボルギーニ・ウルスを900馬力にまでチューンした最新の「ヴェナタスS」発表。ボディパネルのほぼすべてがカーボンに
| マンソリーによるウルスのチューニングプログラム「ヴェナタス」は相当に人気があるらしい | 実際に肉眼で見ると相当な迫力があるのだろう さて、マンソリーはランボルギーニ・ウルスをベースとしたチューニ ...
続きを見る
-
マンソリーがフェラーリ812GTS「スタローン」最新作を公開。マットグレーの外装色にターコイズの内装色、アクセントにはイタリアンカラー
MANSORY | マンソリーは多数のコンプリートカーを発表しているが、意外と市場には「売り物」が出てこない | それだけマンソリーにカスタムを依頼したオーナーは「高い満足」を得ているのかもしれない ...
続きを見る
-
マンソリーが「前後グラデーション、金箔入り」ペイントのロールス・ロイス・カリナンを公開。ナンバープレートは世界で最も高価な「7」
| さすがにマンソリーの顧客は「超」がつくほど裕福である | その財力からするとカスタムにかかる費用は「微々たるもの」であろう さて、フェラーリやランボルギーニ、メルセデス・ベンツ等プレミアムカーのカ ...
続きを見る
参照:Mansory