| まさかのマクドナルド×G-SHOCK |
カシオとマクドナルドとがG-SHOCK誕生35週年とビッグマック誕生50周年とを記念し、まさかのコラボレーションモデル「マクドナルド × G-SHOCK 限定モデル ウォッチ」を発表。
発売は4/1、実際の販売はマクドナルド楽天市場にて行われていますが、当然のように売り切れ。
なお価格は14,900円、一人三個までの購入が可能であった模様。
ベースとなるモデルはDW-6900で、文字盤とベルトはビッグマックを横から見た「バンズ(パン)、パティ、レタス、チーズ」を再現しており、「G-SHOCK」や操作系の文字にはイエローを配置しています。
「マクドナルド × G-SHOCK 限定モデル ウォッチ」はけっこう仕様にこだわっていた
なお、今回の限定コラボG-SHOCKはなかなかの出来で、とくに専用パッケージが秀逸。
↓アウターケースはモロにビッグマック!
↓インナーケースもBIG MAC!
↓バックライトも「BIG MAC」!
↓裏蓋にはビッグマックの図柄と「50th」の刻印!
すでに高値で転売厨
当然ですが、すでに転売ヤーの餌食となり、ヤフオク!では価格急騰中。
最近は転売ビジネスが盛んとなっており、しかしそれだけ「お金にがめつい」人が増えたというのは、ある意味ではいいことなのかもしれない、とは考えています(日本人はお金を稼ぐということに抵抗感がありすぎ、中国人に押されている感がある)。※もちろん、欲しい人の手に適正な価格で行き渡らない状況はどうかとは思う
なお、中国におけるビジネスの基本は「他人のふんどしで相撲を取る」。
つまり、自分に資本がなくとも、「売りたい人」と「買いたい人」を結びつけ、自身は大きな投資無くして利ざやを得るということですね。
ただしこれは中国特有のものではなく、ぼくは「世界のスタンダード」だと考えています。
一方で日本は「そのものを売るには、それの専門家ではなくてはならない」という認識があり、そのためにコツコツと努力をして知識を蓄え、設備を整えるわけですが、現代の速すぎるビジネス環境の変化にはとうていついて行けず、これが日本企業の衰退を招く一つの原因ではないか、と考えているのですね。※同じように、欧米はビジネスの拡大を行うのに手っ取り早く「買収」を行うが、日本はそれをせずに自社開発にこだわる
ちなみに今回の「マクドナルド × G-SHOCK 限定モデル ウォッチ」は”ビッグマック50周年 キャンペーン”のひとつで、同時に「マクドナルド✕NEW ERA®限定モデル キャップ」「ビッグマックソース(昨年発売して一瞬で完売となった)」も発売。
ただしすでにこれらも完売となっており、当然ですが「マクドナルド × G-SHOCK 限定モデル 腕時計」同様に高値で転売されています。
実際に「高値がつく」ということはそれだけ需要があるということで、そしてこれは「情報弱者」が情報において優位にあるものに搾取されている構図だと考えて良さそう。
発売当時にそれを知らなかった人が、発売(完売)後にそれを手に入れるために高額なプレミアムを支払っているということになりそうですが(もちろん発売前から知っていても、何らかの事情で購入に至らなかった人が後に買い求める場合も)、「まだまだ」値が上がると考え、今のうちにプレミアを支払ってでも仕込んでおこうという人もいるかもしれません。
要は「バブル」のひとつで、ビットコインもこの状況によく似ており、世界初のバブルと言われる「チューリップ・バブル」も同様の構造ですね。
つまり世界は潜在的、もしくは顕在化しているかどちらかにせよ、「お金を儲けたい」という欲望によって動いており、それが現在の日本では「市民権を得つつある」と言えそう。
なお、近年の自動車メーカーにおける「限定ビジネス」はこれをうまく利用したもので、こまめに限定モデルを出してゆくことによりそれぞれの希少価値と話題性を高め、そうすることで「次に出るモデルもすぐ売り切れてプレミアが付くので、まっさきに買っておかないと」と人々が考えるようになるわけですね。