| ブガッティは現体制となる前にはSUV発売直前まで進んでいたという |
しかし手っ取り早くお金を稼ごうとなると「ハイパーSUV」しかないだろう
さて、レンダリングアーティスト、セルジィ・ドヴォルツキー氏が独自にブガッティのSUV、「センチュリオン」をデジタル上にて作成し自身のポートフォリオ上へと公開しています。
このセンチュリオンはシロンから強い影響を受けており、とくにフロントの馬蹄型グリルやヘッドライトはシロンを連想させるところでもありますね。
なお、ちょっと興味深いのはこのボディ形状で、フェラーリ・プロサングエのようなスタイリッシュなシルエットを持っているのですが、ちょっと前(2019年)に別のデザイナーが考えたブガッティのSUVはこんなデザイン。
ここでぼくが言いたいのは、「プロサングエが登場する前のSUVというとこんなデザインが主流であったものの、プロサングエ登場以降には今回のセンチュリオンのようなスマートなSUVを考えるデザイナーが出てきた」ということであり、それだけプロサングエの功績が大きいんじゃないかと考えているわけですね。
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ブガッティ・センチュリオンはこんなクルマ
そこでこのブガッティ・センチュリオンを見てみると、なかなかに細かい設定を持っていて、パワートレーンは「クワッドターボW12エンジンにリマックの技術を使用したハイブリッド」という想定。
なお、「W12」はブガッティと同じくフォルクスワーゲングループに属するベントレーから拝借することを考慮したのかもしれません。
そしてこの革新的なハイブリッドシステムによって最高出力は2,150馬力、最大トルクは2,350Nmというスペックを誇ります。
フロントフードにはいにしえのブガッティよろしくセンターラインが入り・・。
リアはディーヴォにも似たルックスを持っており、やはりセンターラインが入ります。
リアクォーターウインドウの後ろにはCライン。
ただ、残念なのは、ブガッティのチーフデザイナーでありアキーム・アンシャイト氏、ブガッティ・リマックCEOのメイト・リマック氏が揃って「SUVはない」と行っていること。
ブガッティとリマックとが合弁会社を設立する直線までは「ピュアエレクトリックSUVを発売し、ブガッティの顧客が日常的に乗ることができる選択肢を提供する」という話があったそうですが、様々な事情によってそういった話も消えてしまい、そして現在の「ハイパーカーオンリー」路線へと転じています。
ブガッティ「センチュリオン」SUVを紹介する動画はこちら
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