| 今や成功を収め、ハイパーカーを所有し「公道で時速400キロを突破した人間」の数少ない一人に |
それにしても実際に一般人が400km/hで走れるブガッティは恐ろしいクルマである
さて、2022年には自身のブガッティ・シロンを用いてドイツのアウトバーンを時速417kmで走行したチェコの富豪が話題となりましたが、今回はドイツ在住の億万長者にしてユーチューバー、オミッド・ムアッゼン氏が時速413kmという速度を(アウトバーンで)記録することに。
-
ブガッティ・シロンでアウトバーンを417km/hで走行した富豪。書類送検され自由の身を奪われそうになるも検察が不起訴とし、晴れて無罪放免に
| どうやら十分な安全性を確保したことが認められたもよう | ただし同様のチャレンジが出てこないかには注意を要する さて、昨年末にアウトバーンをブガッティ・シロンにて走行し、417km/hを記録したチ ...
続きを見る
「これを達成できるのは地球上でごくわずかしかいない」
オミッド・ムアッゼン氏は自身の公式インスタグラムとYoutubeチャンネルへ今回のチャレンジの様子を投稿し、以下のようにコメントしています。
私はこの瞬間を何度も想像してきました。 これを成し遂げたとき、私は地球上でほんの数人しかできないことを達成したと感じ、その瞬間にたくさんのことを思い出しました。 私が子供の頃、イランからドイツに移住したとき、私たちには尊厳しかなく、父はクルマを買うお金さえありませんでした。 そして、おそらくごく少数の人しかやったことのないことを、自分のブガッティに乗って高速道路で行うことは、言葉では言い表せないほど感慨深いものがあります。 それは私にとって、単に速く走ること以上の意味があるのです。
オミッド・ムアッゼン
現時点でドイツ当局はクレームをつけていないが
なお、前回にチェコの富豪であるラディム・パッサー氏が時速417kmを記録した際、そこは速度無制限区間であったにもかかわらず、ドイツ当局がこれを問題視して調査を開始し、ラディム・パッサー氏はあやうく「囚われの身」となりかけたことも。
ラディム・パッサー氏は、この挑戦のために時間をかけてアウトバーンを調査し、視界が良く、交通量がもっとも少ない時期と時間を選んで走行し、かつ数キロおきに仲間を配置したうえ、なんらかの危険があればすぐに停止できるよう無線による連絡網を構築してのチャレンジでしたが、ドイツ当局の言い分としては「速度無制限ということは、どれだけでもスピードを出していいということではなく、あくまでも安全が確保できる最大限の速度で、責任を持って走ることを許可するということである」。
結果的にラディム・パッサー氏は「お咎めなし」とはなっているものの、今回の最高速チャレンジにおいても(場合によっては)ドイツ当局がなんらかの介入を行う可能性があるのかもしれません。
ブガッティ・シロンで時速417kmを達成した瞬間を収めた動画はこちら
合わせて読みたい、関連投稿
-
シロンで「自身のプライドをかけ」417km/hでアウトバーンを走った男が禁錮2年の判決を受け、その代償として数年間の自由を奪われる可能性。なおブガッティは「本件とは距離を置く」
| 可能な限りの安全策を講じての走行だったと主張するが、「一歩間違えば」事故に至っていた可能性も否定できない | ただし、ボクとしては彼を責めることはとうていできない さて、先般より問題となっている、 ...
続きを見る
-
ブガッティ・シロンにて「合法に」アウトバーンでの最高速挑戦を行い414km/hで走行した男性にドイツ運輸省が苦言!「出せるからといって、どれだけスピードを出していいわけではない」
| GPS計測だと時速417キロを記録し、ブガッティの公称最高速にはわずか3km/h及ばないのみ | もちろんドライバーは安全確保のために最大限の注意を払い、綿密な準備を重ねてきた さて、先日はブガッ ...
続きを見る
-
【動画】一般人がブガッティ・シロンでアウトバーンを走り417km/hを記録!このオーナーは2015年にもヴェイロンで402km/hを達成し公道最速記録を打ち立てる
| 実際にシロンのオーナーでここまでの速度を公道で出す人はまずいないものと思われる | まさに公道最速伝説 ブガッティ・シロンは公称最高速度400km/hを突破するクルマですが、まずその速度を出せる環 ...
続きを見る