ブガッティ・シロン最後の一台、「ルルティム」を販売した男がその詳細を語る。「シロン・ルルティムはこうやって顧客とともに作り上げられた」【動画】

Image：Bugatti

｜　このブガッティ・シロン・ルルティムには「これまでのシロンのカスタムカー製作過程によって培われた」様々な手法が用いられる　｜

とくに「ゴールデンエラ」とともに実現された手書きの歴史絵巻は圧巻である

さて、ブガッティは「シロンシリーズ最後の一台」、つまり500台目を「シロン・ルルティム（Chiron L'Ultime）」として世に送りだしていますが、このシロン・ルルティムはブガッティが所蔵するのではなく、実際に顧客へと販売されることとなり、アメリカのクライアントのもとへと納車されています。

そしてこのシロン・ルルティムはブガッティのディーラーを経営するミラー・モーターカーズの特別プロジェクトディレクター、エヴァン・サイグラー氏によって顧客へと販売されたとのことですが、今回同氏が「いかにブガッティのデザイン部門と密接に連携し、顧客と共に「L'Ultime（究極）」の名にふさわしいユニークな仕様を作り上げたか」について語ることに。

ブガッティ・シロン・ルルティムはこんなクルマ

このシロン・ルルティムはシロン・スーパースポーツをベースにしており、外装はアトランティックブルーとフレンチレーシングブルーのツートンカラー、そしてホイールもまた同色仕上げ。

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また、青いブガッティのバッジや（通常、このマカロンエンブレムのカラーはレッドであり、特別な顧客を除き、このレッド以外を選ぶことは許されない）、シロンのライフサイクルを象徴する重要なイベントを描いた精巧な手描きによるリバリー（まさに歴史絵巻）も大きな特徴です。

インテリアはディープブルーのレザーとブルーカーボンマットのトリムで仕上げられ、フレンチレーシングブルーのアクセントが施されるほか、外装とインテリアの至るところには「500」の番号が刻まれています。

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動画を見る限りでは、このシロン・ルルティムは「もともと最後のシロンを誰に渡すか」が決められ、そのオーナーとなる人物とともに「最後のシロンにふさわしい」仕様を決めるといった段取りにて制作されており、ブガッティがこれまでに製造してきた「499台の」シロンに施された様々なカスタムの集大成といったディティールが反映されているようですね。

なお、機能面ではシロン・スーパースポーツと変わりはなく、エンジンは8.0リットルW16（1,600馬力）、これに組み合わせられるのは7速デュアルクラッチトランスミッション。

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「最後のブガッティ・シロンを売った男」が語るシロン・ルルティムに関する動画はこちら

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参照：Miller Motorcars