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【動画】フェラーリF430/599、マクラーレンP1/720Sのデザイナー「最近のコンセプトカーはイカれとる。自分にはこんなん思いつかんわ・・・」

| ただし自動運転や未来的なデザインには強い関心を示している |

frankstephanson

さて、Autblogに「最も影響力のあるカーデザイナー」として選出されたフランク・ステファンソン氏。

これまで数々の自動車メーカー、そしてピニンファリーナでもデザインを担当しており、代表的な作品としてはR50世代のBMWミニ/X5、マセラティMC12、フェラーリF430/612スカリエッティ/FXX/599GTBフィオラノ、マセラティ・クワトロポルテ、マクラーレンMP4-12C/675LT/P1/570S/720Sといったクルマが知られます。

そんな彼ですが、ここ最近発表されたコンセプトカーについて「お気に入り」とその感想をいくつか挙げており、ここでそれらを見てみましょう。

メルセデス・ベンツ・ヴィジョンAVTR

メルセデス・ベンツ・ヴィジョン・AVTRは映画「アバター」に登場する、惑星パンドラとその生き物をモチーフとしたコンセプトカー。

フランク・ステファンソン氏によると「有機的なデザイン」が特筆に値するとのことで、たしかに生物っぽいヌルっとしたデザイン、劇中同様に「シンクロ」するインターフェース、発光するタイヤなどに衝撃を受けたようですね(ぼくもびっくりした)。

とにかくこのコンセプトカーに対して同氏は「クレイジー」といった感情を禁じ得ず、「自分には絶対思いつかないな・・・」と述べています。

なぜ今「アバター」?惑星パンドラの生物と自然をモチーフにした「メルセデス・ベンツ・ヴィジョンAVTR」発表

| メルセデス・ベンツは過去にもハコフグをモチーフにしたコンセプトカーを発表したことがある | ラスベガスにて開催されている家電見本市”CES”にて、メルセデス・ベンツが「Mercedes-Benz ...

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トヨタ・コンセプト愛i

こちらは2017年にトヨタがCES(ラスベガスにて開催される家電見本市)にて発表された、AI(人工知能)搭載というコンセプトカー。

トヨタいわく「人工知能により人を理解し、ともに成長するパートナーとして、人とクルマの新たな関係を創造」することを目的としており、トヨタらしい”人とクルマとの関係”を追求したコンセプトカーでもありますね。

なお、フランク・ステファンソン氏は「トヨタのデザインにおける方向性は好きではない」とした上で、それでもこのコンセプト愛iについては「なかなかに良いデザイン」だと述べています(フロントホイールが普通なのにリアホイールが未来っぽくカバーされているのには違和感を示している)。

アウディAI:ME

こちらもやはりアウディがCESにて発表したコンセプトカー、AI:ME。

名称が表すとおりAIを備えたクルマで、一連のアウディによる「AI」シリーズのひとつ。

「くつろげる空間」を目指したコンセプトカーですが、フランク・ステファンソン氏はその快適空間やクリーンなデザインを評価しているようです。

アウディAi-Meコンセプト
アウディが「家庭」「職場」に次ぐ「第三の場所」としての”くつろげるコンセプトカー”、AI:MEコンセプト発表

| 面白そうなコンセプトだが異常に高くなりそうだ | アウディが、ラスベガスにて開催される家電見本市”CES”にて新型コンセプトカー「AI:ME」を発表。アウディはここ最近、「人工知能」を搭載したコン ...

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https://www.youtube.com/watch?v=c1BMjOQVJVQ

ボルボ360

これはボルボが2019年に公開したコンセプトカーで、「完全自動運転」を標榜したクルマ。

その名が示すとおり広いグラスエリアを持っていて、室内のシートアレンジが豊富であり、使用する人によって様々な形態を取ることが可能です。

フランク・ステファンソン氏はやはりこの広いグラスエリアを評価していますが、たとえば同氏の作品でもあるマクラーレン720はティアドロップ状のグラスを多用したルーフを持っており、「ツルっとした流線型のガラス製キャビン」が好きなのかもしれませんね。

Audi AI:TRAIL

こちらもやはりAIシリーズの一つで、2019年に発表されたコンセプトカー。

エレクトリック4WDというパッケージングを持ち、未開の地を旅することを視野に入れていて、そのため「道なき道」を先導してくれる二機のドローンを装備しています。

フランク・ステファンソン氏が評価するのはやはりその先進性ですが、これ以外にも同氏が興味をそそられたのは「未来の」クルマばかりであり、新しい考え方やデザイン、技術を持つコンセプトカーばかりのようですね。

カーデザイナーはその職業柄個性の強い人々が多く、よってその作品にはそれぞれの嗜好が反映されがち。

シャープなラインを好む人、異なる要素を組み合わせる人、なめらかなデザインを好む人、シンプルな要素のみで車体を構成する人、「自動車」を強調する人、はたまた「自動車」から別次元への進化を目指す人など様々なですが、フランク・ステファンソン氏の場合はとにかくシンプルで、流れるような、そして凹凸の少ないデザインを好むようですね。

https://www.youtube.com/watch?v=_lvDHkkLYNs

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VIA:Frank Stephenson

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