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超エキゾチック!何者にも似ていない、FVフランジヴェント「ソルパッソGT3」が初公開。アウディR8ベースなるも内外装は独自デザイン

2021/10/10

超エキゾチック!何者にも似ていない、FVフランジヴェント「ソルパッソGT3」が初公開。アウディR8ベースなるも内外装は独自デザイン

| これまでにもいくつか車種を発売しているところを見るに、FV フランジヴェントにはそれなりの客がついているようだ |

価格は非公開、しかし「億」を超えていてもおかしくはない

さて、イタリアの自動車メーカー「FV Frangivento(フランジヴェント)」が最新スーパーカー「ソルパッソGT3」をフランスのリビエラにて公開。

なお、このソルパッソGT3の最初のオーナーは世界的に著名な心臓外科医のAbdallah Raweh博士だそうですが、会場には多数のセレブが集まったと報じられています。

ちなみにこのソルパッソには「GT」「ストラダーレ」の二種類が存在していて、GTのほうを注文すると、Programma SviluppoとProgramma Egoと呼ばれる2つのパーソナルプログラムに30日間参加することができ、そこでスタイリストと一緒に自分の車をデザインし、かつ「GT」の後ろに自分が好きな数字を付与することが可能です。

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FV フランジヴェント・ソルパッソGT3は「フルカスタム」

そしてもちろん、このソルパッソGT3も顧客とスタイリストとによって仕様が決められた「フルカスタム車」ということになりますが、内外装共にレッドとブラックで仕上げられており、ホイールは「ブロンズ」。

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こういった新興スーパーカーはだいたい「何かに似ている」ことが多いものですが、FVフランジヴェントの発売するクルマはいずれも高い独自性を持っていることが特徴です。

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その傾向はリアに顕著で、リアだとディフューザー、ウイング、テールランプ(この横一文字のテールランプは、FVフランジヴェント各車に共通する特徴でもある) 、エキゾーストパイプあたりは「正気とは思えない」デザインを持っていますね。

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FV フランジヴェントからはコメントがないものの、車体やコンポーネントはアウディR8をベースとしており、搭載されるエンジンは5.2リッターV10を「ダブルボリューメトリックコンプレッサー」で加給した880馬力仕様。

これによって0-100キロを2.9秒で加速し、最高速は時速345キロをマークするといいます。

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ちなみにボディパネルはすべてカーボンファイバー製、とのこと。

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そして細部に至るまで手を抜かず、とことん「デザイン」されていることもわかります。

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テールパイプ形状にも驚かされますが、その周辺のメッシュパネルの精度の高さもなかなか。

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エンジンカバーは「バタフライ」形式にてオープン。

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閉じるとこう。

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FV フランジヴェント GT3の内装はこうなっている

そしてこちらはFV フランジヴェントGT3のインテリア。

外装に負けず劣らず独創的ですが、ドアインナーハンドルやセンターコンソールあたりにはアウディR8の面影が確認できるようですね。

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ステアリングホイールやダッシュボード、メーターフードもブレックレザーとアルカンターラ。

やはりアウディ的な部分を残していますが、12.3インチの液晶メーターは自社にてプログラムを変更し、独自の表示を行っている模様(スピードや回転計はアウディのまま)。

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フロントトランクも全面的に張り替えられており、これらレザーとアルカンターラはトリノの歴史的なアトリエであるマリオ・レヴィ・グループが手がけたとされ、しかし構造としてはアウディR8と同様です。

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フロントトランク内にはカーボンファイバー製のトランクが2つ収まります。

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このFV フランジヴェント・ソルパッソGT3の価格については公表されておらず、しかしここまで高度なカスタムそして手の込んだ内外装、卓越したクラフトマンシップ、フルカーボン製ボディを見るに、「億」というプライスタグが掲げられていてもおかしくはなさそう。

そしてこのFV フランジヴェントが優れているのは「運動性能」にこだわって車体やエンジンの自社設計を行わず、あくまでも「他にない内外装」というデザインをコア・バリューとしたこと。

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そのために「(既存の)ベース車」を用意し、その内外装を架装することで「新興メーカーながらも」自社のクルマを発売することが可能になったのだと思われます(車体やエンジンを自社設計すると、いつまでたっても発売できないことが大半)。

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ちなみにFVフランジヴェントはこれまでにも「アズフェン・ディエチ・ディエチ」なるクルマを発売していますが、こちらはまたソルパッソとは異なる路線を持っていて、たとえばドアインナーハンドルはなんと「ピストル(たぶん、そのトリガーを引いてドアを開けるのだと思う)」。

こういった発想ができるメーカーはちょっと他にない、と思います。

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参照:FV Frangivento(Instagram)

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