| この製造販売者が本当にジョン・デロリアンの息子なのかどうかはわからない |
ちなみにこの3輪デロリアン「DMC21」の価格は300万円
さて、イギリスにて「(デロリアン創業者の)ジョン・デロリアン」の息子を名乗る人物が「3輪デロリアン」を製造販売しているとして話題に。
ちなみにこの人物の名は「タイ・デロリアン」といい(本名かどうかはわからない)、彼の言い分によると「ジョン・デロリアンが北アイルランドにいた頃、母がデロリアンと関係を持ち、自分が生まれた」とのこと。
そして「母はこのことを誰にも知られたくなかった」とも語っており、これが事実ならば、タイ・デロリアンなる人物は、ジョン・デロリアンの隠し子ということになりますね。
ベースはリライアント・ロビン
なお、この「3輪デロリアン」はDMC21と命名されており、価格は300万円くらい、ベースとなるのはリライアント・ロビン。
このリライアント・ロビンは1973年から(いっときの中断を経て)2001年まで製造されていた三輪車で、当時はバイクの免許で運転でき、かつ税金もバイクに準じた(安価な)ものだったということもあって比較的よく売れていたようですね。
過去に何度かトップギアに登場していますが、ジェレミー・クラークソンが意図的に転倒させるなどしたため、一般には「著しく安定性に欠ける」クルマという認識が持たれています。
雰囲気はなんとなくデロリアン
そしてこのDMC21について、当然ながら外観はデロリアンDMC-12を強く意識していて、特徴的なガルウイングドアもちゃんと再現(このドアはリモコンによって開閉可能)。
ヘッドライトやウインカーはLEDへと置き換えられており、車体形状は「ピックアップ」を採用しているようですね。
ボディパネルは「ステンレスむき出し」ではなく塗装によってデロリアンDMC-12風に仕上げ済み。
ちなみに搭載されるエンジンは850cc、そして出力は(ロビンと同じだとすると)40馬力だと推測され、タイ・デロリアン氏によれば、最高速度は160km/hだといいますが、この3輪車をもって160km/hで走行するのは「自殺行為」と言えるかもしれません。
そしてこちらはデロリアン DMC21のインテリア。
カーペットやステアリングホイール、シフトレバーには「DMC」のロゴが入っています。
シートの後方には例の・・・。
次元転移装置(フラックスキャパシター)!
ちなみにタイ・デロリアン氏は、このDMC2について、「1981年に設計された」と主張しているものの、デロリアン・モーター・カンパニーにはそういった記録は残っておらず、逆にデロリアン・モーター・カンパニーは「商標の不正利用」を理由にタイ・デロリアン氏を訴えており、しかし同氏はこの訴訟について「徹底抗戦」の姿勢を示しているようですね。
さらにこのタイ・デロリアン氏は「DMC 1.21なるエレクトリックバージョンを企画しており、この名称は映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」にてデロリアンがタイムトラベルをするのに必要な1.21ジゴワットにちなんでいます。
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参照:Autoblog