| ちなみにこのFV Frangiventoソルパッソのボディカラーは「エルメスグレー」 |
さて、イタリアの少量スーパーカーメーカー、FV Frangiventoが最新モデル”ソルパッソ(Sorpasso)”を公開。
なお、このソルパッソには「ストラダーレ」「GTXX」なる2つのグレードが存在し、前者は公道での走行をメインに据えた仕様、そして後者はサーキット走行を主眼においた仕様を持つようです。
購入者は車両のデザインプロセスに参加できる
FV Frangiventoによると、ソルパッソ・ストラダーレ、ソルパッソGTXXの購入者は「Programma Sviluppo」「Programma Ego」と命名されたパーソナルプログラムに参加でき、同社のデザイナーとともに自分のクルマをカスタマイズできる、とのこと。
なお、GTXXについては、「XX」の部分を自分の好きな数字へと置き換えることができるようですね。
FV Frangiventoソルパッソはこんなクルマ
このソルパッソですが、FV Frangiventoによると「クリーンでエレガント」。
たしかにFV Frangiventoがこれまでに公開してきたモデルに比べると「普通のクルマに近い」ルックスを持つようにも思えます。
今回公開された画像は「ストラダーレ」のほうで、ボディカラーはエルメスグレー。
GTXXだとツートンカラーを採用し、よりアグレッシブな外観が与えられる模様。
FV Frangiventoではこれまでにもいくつかのクルマを発表していますが、デザイン的に共通するのは大きなマスを持つリヤセクション、そして横一直線、かつボディを貫通して外側に突出したテールランプにディフューザー。
FV FrangiventoソルパッソはV10+4WD
なお、FV Frangiventoソルパッソのパワートレーンは自然吸気V10、そしてこれをミドシップマウントし4輪を駆動。
出力は610馬力とされているので、ベースはランボルギーニ・ウラカンもしくはアウディR8ということになりそうです。
なお、610馬力を発生するのはソルパッソ・ストラダーレのほうであり、ソルパッソGTXXになるとスーパーチャージャーの追加によって出力は850馬力へ。
これによってソルパッソGTXXの0-100km/h加速は2.9秒、最高速は345km/hという驚異のスペックへと高められます。
今回ソルパッソの内装については画像が公開されていないものの、アルカンターラをベースに、トリノのマリオ・レヴィ・グループによるレザーがふんだんに使用されている模様。
オプション装備としてはアバター・ドライビング・アシスタントなる機能があり、これはオーナーの嗜好や特性を把握し、さらには乗員との会話が可能なAIだと紹介されています(開発はSistemevo社)。
FV Frangiventoソルパッソ・ストラダーレ/GTXXの販売台数や価格については公開されておらず、しかしエンスージアストやコレクターによる受注を完了させていて、7月から納車が始まるのだそう。
合わせて読みたい、FV Frangivento関連投稿
FV Frangiventoはこれまでにも「乗用車離れした」ルックスのクルマをいくつか発売しており、それなりの実績があるようです。
おそらく車体は(上述の通り)他社からの流用だと思われるので、メーカーと言うよりはコーチビルダーと表現したほうが正しいのかもしれません。
ちなみにドアインナーハンドルが「ピストル」形状を持ち、この引き金(トリガー)を引くとドアがオープンするというトンデモ仕様を持つモデルも存在します。
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参照:FV Frangivento