BMW M2に「コンペティション」設定とのウワサ。ただし通常の「M2」は代わりに消滅
BMW M2について、現在のグレード構成が見直され、新たに投入される「M2コンペティション」がエントリーモデルになるのでは、とのウワサ。
日本市場だとM2は802万円ですが、このモデルがなくなり、一番安いモデルが「M2コンペティション」になる、ということですね。
なお「コンペティション」は国によって「オプション」扱いの場合と、予めこれを組み込んだ「一つのグレード」として扱われる場合がありますが、日本では後者の「別グレード」としての設定。
BMWは「M」を高利益ブランドに育てたい?
M4クーペだとベースグレード(DCT)が1157万円、M4クーペ・コンペティションの価格が1279万円。
その差額は122万円ですが、これをM2に当てはまると、もしM2のベースグレードが「M2コンペティション」となった場合、924万円程度が最低価格、ということに。
ただし、その価格に見合っただけの変更が加えられるとも報じられ、M4/M3とM4/M3コンペティションとの関係のように「同じエンジンの馬力違い」ではなく、M2コンペティションではエンジンそのものが変更される、とも見られています。
現在M2に搭載されるのは370馬力のMツインパワー・ターボエンジン、「N55B30A」ですが、これがM3/M4に搭載される431馬力のMツインパワー・ターボエンジン「S55B30A」に変更されると言われており、ただし馬力は(大人の事情で)400馬力程度に落とされるのでは、とのこと。
いいような、そうでないような変更ではあるものの、価格が上がるのはちょっと残念で、これが本当であれば「現行M2」を買っておくのも良いかもしれませんね。
なお、M2はカーセンサー上では30台の登録があるものの、どれもその価格700万円以上。
BMWとしてはかなり珍しい「値段が下がらない車」と言えますが、実際その価値のある車、と言えそう。
加えて以前にBMWは「FFのMモデルは作らない」「M2がマニュアル・トランスミッションを持つ最後のM」と発言していて、となるとM2より下のMモデルは登場しないであろうことになり、その意味でも「M2は最も安く買えるM」「最後のMT」として価値は高い、とも考えられます。