| 実際には2020年6月に発売開始、限定台数は500台 |
BMWは先日より「ハンドペイントによって仕上げられたM2コンペティションを発表する」というコメントを発していましたが、そのスペシャルモデルがついに公開。
これは見ての通り「アートカー」に分類されるものですが、これを手掛けたのは”フューチュラ2000(FUTURA2000)”ことレオナルド・ヒルトン・マクガー氏。
そしてBMWはこの「フューチュラ2000仕様」のBMW M2を500台限定にて発売する、とアナウンスしています。
市販モデルはいったいどうなるのか
なお、今回発表されたのは「プロモーション用に作られた3台の”オリジナルモデル”のうちの一台だとアナウンスされていて、画像を見ると同氏の作風がしっかり発揮された一台。
ボディ全体にわたりハンドペイントがなされていますが、まさに「走るアート」。
フューチュラ2000はニューヨーク出身のグラフィティアーティストで、1970年代から活動を始め、1980年にはその地位を不動のものに。
当時はグラフィティアーティストの頂点に君臨する一人であったと言われます。※フューチュラ2000を名乗ったときには、2000年は遠い未来であったのかもしれない
その後2000年には自身のアパレルブランド「フューチュラ・ラボラトリーズ」をスタートさせ、コムデギャルソン、ルイ・ヴィトン、ッシャネルやナイキといったブランドとのコラボレーション製品も発表。
同時にアーティストとしての活動も活発化させ、2019年には日本でも個展を開いたことでも知られますね。
なお、この市販モデルは2020年6月に発売されるとのことですが、一体どんなデザインになるのかは今のところ謎。
BMW M2のプレスリリースを見ると「オリジナルを1台公開」と述べているので、そこから判断するにもう一台は市販モデルなのかということになるのかも。
もしそうだとすると「右側の黒いほう」が市販モデルになると思われ、よく見るとフューチュラ2000によるペイントがなされているのは前後バンパーのみ。
もしかすると「オリジナル」をベースにしたグラフィックをウォータートランスファー等にて実車に再現するのかもしれませんが、実現すれば「今までにないほど」手のかかった限定モデルになりそうですね。
”フューチュラ2000仕様”BMW M2のインテリアはこうなっている
そしてこちらはフューチュラ2000仕様BMW M2のインテリア。
ウインドウが「ブラックではない」ところから(量産ではない)オリジナルモデルであることがわかりますが、助手席側ダッシュボード、センターコンソールにはフューチュラ2000によるペイントが施されています。
やはり内装にてついてもフューチュラ2000仕様がどうなるのかわからないものの、まさか一台一台に「ハンドペイントされたパネルが装着」されるようなことはないだろうとは考えています(そうなると文字通りの”アートカー”となり、芸術品としての価値が生じる)。
シートはダコタレザーを使用したMスポーツシートで、ボディ同様にブラックそしてグレーのツートンカラー。
ステッチにはポーラブルーが採用されています。
VIA:BMW