| まだ発売されてなかったのが不思議 |
メルセデス・ベンツが新型「AMG GT Sロードスター」を公開。
メルセデスAMGは現在けっこう豊富な「GT」ラインアップを持っており、クーペの場合は下から「GT」「GT S」「GT C」「GT R」という構成。
オープンモデル(ロードスター)だと現在は「GTロードスター」と「GT Cロードスター」しかなく、そこへ今回それらの中間となる「GT Sロードスター」が登場、ということに。
なお現在のラインアップと価格は、馬力との関係はこんな感じ。
これを見るに、今回のGT Sロードスターの価格は2220万円あたりになりそうですね。
AMG GTクーペ系
Mercedes-AMG GT : 476PS / 17,090,000円
Mercedes-AMG GT S: 522PS / 20,220,000円
Mercedes-AMG GT C: 557PS / 22,190,000円
Mercedes-AMG GT R : 585PS / 23,250,000円
AMG GTロードスター系
Mercedes-AMG GT Roadster : 476P / 18,540,000円
Mercedes-AMG GT C Roadstert : 557PS / 23,230,000円
スペックは上位モデルと非常に近い
AMG GTシリーズのエンジンはいずれも4リッターV8ツインターボで、モデルによってチューンが異なり、「パワー差」が設けられることに。
トランスミッション(7速DSG)、駆動方式(FR)も全てのモデル通じて同一となっています。
AMG GT Sロードスターの出力はクーペと同じ522馬力で0-100キロ加速は3.7秒、最高速度は時速309キロ。
なお、上位モデルのAMG GT Cロードスターの0-100キロ加速は3.6秒、最高速度は時速315キロ。
つまりAMG GT SとGT Cとはパフォーマンスが「ほとんど変わらない」ということになりますね。
AMG GT SロードスターはベースグレードのGTロードスターに比べて電制デフ、3モードアダプティブダンパー、5段階のドライブモードが標準装備化され、オプションとしてはセラミックブレーキ、AMGダイナミック・プラス・パッケージを選択可能。
これはアクティブエンジン/トランスミッションマウント、マイクロファイバー張りのステアリングホイールやイエローハイライトを持つメーターなどが含まれます。
外装についてはパナメリカーナ・グリルのバー、フェンダーフィンなどがクロームとなる「AMGクロームパッケージ」が標準ですが、AMGエクステリア・カーボンファイバー・パッケージ、AMGエクステリア・ナイトパッケージも選択可能。
インテリアもほかのGTモデルと同じくAMGパフォーマンスシートにエアスカーフが装備され、クロームインテリアパッケージが標準化。
そしてこちらもカーボンファイバーもしくはハイグロスブラックのトリムへと変更できる、とのこと。
メルセデスAMG GT Sの北米での価格が明らかになり、129900ドルからスタート。
想像していたよりもずっと安く、503馬力で0-100キロ加速が3.8秒、最高時速が310キロ、さらにAMGというところを考えると「かなり戦略的な」値付けだという印象です。
仕様やスペックについてはまだ全容がわからず、わかっている範囲の装備はナッパレザーインテリア、アドバンスド・インフォテイメント・システム、キーレス、パークトロニック、Burmesterオーディオ・システムなど。
要は豪華装備も満載というところで、911カレラSTに比べても割安感があるように思います。
パフォーマンスはAMG GT Sのほうが劣りますが新しく登場するアウディR8次期モデル、マクラーレン・スポーツシリーズよりも大幅に安く、かなりお買い得なモデルではありますね。
なお、北米での車両価格が安いのはメルセデス・ベンツの常で、ポルシェやBMWもそれは同じです。
メルセデスAMG GT Sは欧州で134351ユーロ、邦貨換算で1800万円。北米では129900ドル、邦貨換算で1540万円なのでやはり米国はかなり安い設定、ということになります。
ルックスも非常に洗練していて、正直なところ非常に興味がありますが、日本での価格は今のところわからず、AMG GT Sで2000万円オーバー、AMG GTでは1700-1800万円あたりになるかもですね。
もっと高価になるかもしれないものの、おそらくですがAMG GTでもSL63の2036万円は超えることは無いんじゃないかと考えており、日本での発表が待たれるところです。