| メルセデスAMG G65が「速すぎて」リコール |
メルセデスAMG G650の「バックするスピード」が速すぎてリコールに。
これはメルセデス・ベンツがアメリカの国交省に当たる期間、NHTAS=National Highway Traffic Safety Administrationに届け出た内容から明らかになっており、これによると「時速26キロを超えてバックすると、車両が不安定になることがある」としています。
まさに前代未聞
「バックする速度が速すぎてリコール」とは今まで聞いたことがなく、しかしこの対応のためメルセデス・ベンツは「ECUのプログラムを変更しバックする速度にリミッターを設ける」としており、とにかく異例なリコールではありますね。
なおメルセデスAMG G65はAMG製V12エンジンを搭載し、出力は621馬力。
0-100キロ加速は5.1秒で、これはポルシェ718ケイマンと同タイムとなっていますが、重量2.8トンを超え、しかもあれだけ高い車高を持つクルマの加速としては非常に速く、いかにバックといえどもガバっとアクセルを開けると不安定になるのは理解できるところ。
G65はGクラスのAMGバージョンとしては最上位に位置しており、唯一V12を搭載。
そのぶん価格も高く、V8エンジンを積むG63の1780万円に対してG65では3250万円という破格の値付けとなっています。
なお、メルセデスAMGではGクラスに限らず、V12エンジン搭載モデルの価格はその直下にあるV8モデルとは大きく異なる価格設定がなされていて、それだけ「特別」であることがわかります。
たとえばSクラス・セダンだとメルセデスAMG S63ロングが24,780,000円、メルセデスAMG S65ロングが33,600,000万円。
Sクラス・クーペではS63が25,330,000万円、S65が33,100,000円という設定で、Sクラス・カブリオレだとS63が27,900,000円、S65が34,700,000円。
とにかくメルセデスAMGのV12モデルは非常に高価という印象がありますが、Gクラス以外(S/SLクラス)だと中古になると大きく価格が下がってしまうようですね。
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