あのメルセデス・ベンツ190E 2.5-16 Evo IIのレストモッドがついに登場。手掛けるのはメルセデス指定のレーシングカーファクトリー、これはスゴいクルマとなりそうだ

｜　E30 M3のレストモッドが登場したとなれば、このクルマのレストモッドを作らないわけにはゆかないだろう　｜

ただし価格は1億円オーバー、限定台数は意外と多い100台

さて、ポルシェ911だけではなく様々な車種にまで対象が広がる商業的レストモッド。

現在ではランチア・デルタ/ストラトス/037ラリー、そしてルノー5やランボルギーニ・ディアブロ、ポルシェ828、そしてE30世代のBMW 3シリーズなどが登場しており、一大ビジネスへと成長しています。

今回ついに「メルセデス・ベンツ190E 2.5-16 Evo II」のレストモッド、HWA EVOが登場

そして今回HWAがアナウンスしたのが「メルセデス・ベンツ190E 2.5-16 Evo II」のレストモッド。

このHWAはメルセデスAMG創業者の一人であるハンス・ヴェルナー・アウフレヒトが興したレーシングカーファクトリーであり、CLK GTRなどメルセデス・ベンツのレーシングカーを製作してきたこと、近年だとメルセデスAMG GT3/GT4の開発・製作、アポロ・インテンサ・エモツィオーネの開発や製造、パガーニ・ウアイラRに積まれるエンジンの製造を行ったことでも知られます。

今回のHWA EVOのオマージュ元となるメルセデス・ベンツ190E 2.5-16 Evo IIは、190E系ホモロゲーションスペシャルの最終型で、当時メルセデス・ベンツが参戦していたツーリングカーレースのホモロゲーション取得用のクルマとして誕生し、「エボリューション（EVO）Ⅰ」の2.3リッターエンジンを2.5リッターにまで排気量を拡大し、235馬力へとチューンして搭載したハードコアモデル。

現在でも非常に高い価格で取引されることでも知られていますが、HWAはこのクルマを現代に蘇らせることを少し前に発表しており、100台のみを714,000ユーロ（現在の為替レートで1億1500万円）で販売するとアナウンス済み。

HWAによると "パワートレイン、パフォーマンス、シャシー、ブレーキ、エアロダイナミクス、安全性の面で最先端の技術を使用する "こととなるようですね。

そのデザインはオリジナルのメルセデス・ベンツ190E 2.5-16 Evo IIに忠実ながらも現代的要素が多数取り入れられており、仮想チューンドカーをレンダリングにて作成すること知られるキザル・サリーム氏が担当したとされています（同氏の活動は2次元にとどまらず、これまでにも現実世界のチューナーのために多数の作品を提供している）。

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オリジナルのメルセデス・ベンツ190E 2.5-16 Evo IIとの相違点としては、さらに大きくなったホイールアーチ、やはり巨大なフロントスプリッターにリアウィング、そしてLEDを使用したと思われるライティングなど。

一方で特徴的な6本スポークホイールは「ほぼそのまま」再現されています。

現時点ではそのスペックについて明かされていないものの、このメルセデス・ベンツ190E 2.5-16 Evo IIのレストモッドを制作するにあたり、HWAほどの「適任者」はおらず、続報を待ちたいと思います。

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