カナダのポルシェチューナーが911ターボエンジンを搭載したオリジナルのハイパーカーをリリース
ポルシェのチューンで有名な「Anibal Automotive」が独自のスーパーカー(というかもはやハイパーカー)を企画し、その概要を公開。
Anibaliはこれまでにも991世代の911をベースとした「911ATTACK」を公開しており、これは外装のほとんどをカーボン製に置き換えたチューニングカー(詳細は不明)。
出力は920馬力、0-100キロ加速はシロンよりも速い2.4秒
そのAnibaliが今回発表したハイパーカーが「ICON(アイコン)」。これはポルシェ911ターボS(991.2)の水平対向6気筒ツインターボ(3.8L)エンジンを920馬力にまで向上させた強心臓を持ち、0-100キロ加速はなんと2.4秒。
生産台数はわずか50台、そしてプラス5台をさらに過激なルックスをもつ「ドラスティック・エディション」として発売する、とのこと。
レイアウトはミドシップ、リアアクスルステアリングやカーボンセラミックディスクブレーキなどのお約束はもちろん、アクティブダンパーといった最新デバイス、ハイパーカーには欠かせないガルウイングも装備。
シャシー構造は不明ですが、重量は1540キロほどとされているところから想像するに、ポルシェ911ターボSの車体を一部使用しているのかもしれません。
なお、過去にルーフがポルシェ911(997世代)の車体を流用し、しかし後半を作り変えることでミドシップ化した「CTR3」を発売していますね。
Anibali ICONのルックスは?
画像も同時公開されていますが、見た目はまんま「ハイパーカー」。
比較的独自性が強いようにも見えますね。
テールランプはポルシェ911のものをそのまま流用。
ほかドアミラーも911のものを使用しているようで、それがまた「異様な雰囲気」を出しているように思います。
こういった「独自のスーパーカー/ハイパーカー」を計画する会社は相当数にのぼりますが、なかなか実現した試しはなく、しかし今回のICONについては「ベース(ポルシェ)がある」こと、ポルシェチューナーとして実績があることからも実現性が高いかもしれませんね。
ドアは「ガルウイング」というものの、開き方は不明。過激なルックスを持つという「ドラスティック・エディション」についても、それがこの画像なのか、もっと過激なのか不明。
ほかにどんなものがある?過去に企画されたスーパーカー/ハイパーカー
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