| こう見えて、ビルダーはけっこうポルシェ愛が熱かったようだ |
さて、先日「ポルシェ・ボクスターのワゴン化」を公開して話題になったオランダのショップ、ヴァン・スル・デヴェロップメント(Van Thull Development)。
今回はついにそのプロジェクトが完結し、その姿を改めて公表しています(インテリアはこれから手を入れるらしい)。
なお、ベースとなるのは初代つまり986ボクスター、そしてフロントは997世代の911GT3RS、サイドウインドウは996世代の911、テールランプは991世代の911から。
ポルシェ・ボクスターをワゴンにカスタムするショップが登場!フロントは997世代の911GT3、リアは991世代の911というフランケン仕様
ボディカラーはリビエラブルー
そしてボディカラーは993世代の911(の一部)に用意されていたリビエラブルーが採用されており、これで993、996、997、991という4世代の911の要素が一つのクルマに集結することに。
これを意識して行ったのかどうかは不明ですが、わざわざ別の世代のパーツを集めているところを見るに、「意図的」だと考えて良さそうです。
ルーフやCピラーのできもなかなか。
ちなみにリアウインドウはプジョー(車種不明)からのスワップだそう。
ボディサイドにはエアインテークが残されているものの、形状を見るに、その周辺含めて比較的大きな加工がなされている模様。
リアクォーターウインドウについては「かなり苦労した」様子も伺えます。
リアから見ると「ポルシェっぽい」リアフェンダーを持っていることもわかり、こう見えてヴァン・スル・デベロップメントは相当なポルシェ愛を持つショップなんだろうな、と感じさせられます。
ポルシェはけっこう「ワゴン好き」
そしてポルシェとワゴンは無縁ではなく、かつて「928ワゴン」を試作したことも。
これについては、なぜ発売に至らなかったのか謎のまま。
そして現在ラインアップされるワゴンが「パナメーラ・スポーツツーリスモ」。
デザインを担当したのは日本人だと報道されています。
ポルシェ・パナメーラ・スポーツツーリスモのデザイナーは日本人だった!「911はデザイン上のメリットでもあり呪縛でもある」
さらにポルシェはタイカンのワゴンボディ、「クロスツーリスモ」を発売すべく現在テスト中。
こちらの発表はそう遠くないかもしれませんね。