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フェラーリCEO「タッチ式スイッチのコストは物理式の半分です」。CEOが明かしたタッチパネルの“不都合な真実”とは

フェラーリのステアリングホイール〜タッチ式操作採用バージョン

| フェラーリは物理ボタンに前面回帰? |

はたしてルーチェの反響がどうなるのかによって変わりそう

フェラーリのベネデット・ヴィーニャCEOが自動車業界にとって一種「不都合な」事実を語ったとして話題に。

同氏によれば「タッチボタンはサプライヤーの利益のためにあり、コストは物理ボタンの50%で済む」とのことで、しかしフェラーリは”ルーチェ”において多この低コスト化の誘惑に打ち勝ち、顧客の”使いにくい”という不満に応える形で物理ボタンを復活させようとしています。

さらには新型『アマルフィ』での物理ボタン式ステアリングホイールの採用を皮切りとし、既存の『プロサングエ』などのオーナーに対しても、ステアリングホイールのタッチ操作部を物理ボタンに交換するという前代未聞のアップグレードプログラムを開始したわけですね。

フェラーリのステアリングホイール〜物理ボタンが復活した最新バージョン(アマルフィ)
フェラーリのステアリングホイール〜エンジンスターターボタン
フェラーリがついに「物理ボタン」採用ステアリングホイールへのレトロフィット対応を始める。ただしあの「赤いエンジンスターターボタン」は復活せず

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この記事の要約(30秒チェック)

  • コストの裏側: タッチボタンは物理ボタンに比べ、製造コストが50%も安いことが判明
  • 物理ボタンの復活: 新型『アマルフィ(Amalfi)』や『849 テスタロッサ』では、物理スイッチが大幅に増加
  • 異例のレトロフィット: 『プロサングエ』や『12チリンドリ』等のオーナー向けとして、物理ボタン付きステアリングへの交換オプションを提供
  • 初のEV『ルーチェ(Luce)』: 元Appleのジョナサン・アイブ氏と共同開発。アナログとデジタルが融合した「究極の触感」を追求
  • 業界への影響: VWやトヨタも物理ボタン回帰を模索する中、フェラーリがその先頭に立つ

なぜフェラーリは「高いボタン」を選ぶのか?

多くのメーカーがコストダウンのためにボタンを画面に集約する中、フェラーリが逆行する理由は「唯一無二の体験」を守るため。

  • 「スマホの真似」の限界: かつてフェラーリはスマホのような操作性を目指したものの、「運転中に画面やフラットな面を触るのは危険でストレス」という結論に達する
  • ジョナサン・アイブとの共作: 2026年発表予定の初EV『ルーチェ(Luce)』では、元Appleのデザインリーダー、ジョナサン・アイブ氏が率いる「LoveFrom」と協力。物理的なクリック感やダイヤルの重みに徹底的にこだわり、デジタル一辺倒なEVの常識を覆す
  • 「アマルフィ」の英断: ローマの後継車として登場した『アマルフィ』では、ステアリングのスタートボタンが伝統の「赤い物理ボタン」に。これがオーナーから熱狂的な支持を受けている
フェラーリのステアリングホイール〜エンジンスターターボタン
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フェラーリ「物理ボタン回帰」のロードマップ

モデル名インテリアの変更点備考
849 テスタロッサステアリング及び中央コンソールに物理スイッチを増設SF90後継の1,050馬力ハイブリッド
アマルフィ (Amalfi)物理スタートボタン、HVAC専用ダイヤルの復活ローマの後継モデル
ルーチェ (Luce)LoveFrom共同開発の特注物理スイッチを多数採用2026年後半登場の初EV(約7,700万円〜)
プロサングエ / 12チリンドリ物理ボタン付きステアリングへの交換プログラム既存オーナー向けの有償レトロフィット
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フェラーリが示す「真のラグジュアリー」

ベネデット・ヴィーニャCEOの「私たちは家電製品のような車は作らない」という言葉は、安価なタッチパネルでミニマリズムを装うメーカーへの強烈な皮肉でもあり、いまや物理ボタンは、今やコストのかかる「贅沢品」に。

視線を逸らさずに直感的に操作できる、あのカチッとした感触。フェラーリはデジタル全盛の2026年に「あえてアナログの官能性」をブランドの核として再定義することとなりそうですね。

フェラーリ「ルーチェ」が証明した「新時代の」脱ヒエラルキー・インテリア。どこが最初に模倣するかは見ものである

Image:Luce


【知っておきたい豆知識】レトロフィットはどこまで変える?

今回話題のレトロフィットプログラムは、ステアリングホイール丸ごとではなく、主に操作パネル部分のモジュール交換で行われることに。

さすがに「赤い物理スタートボタン」への変更は構造上難しいようですが、電話関連操作やクルーズコントロールが「カチッ」と押せるようになるだけでドライビングの集中力は劇的に向上するのかもしれません。

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参照:Autocar India

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