| ドイツのチューナーらしく質実剛健なつくりが光る |
アクセントカラーはマンハートらしいゴールド
さて、BMWやポルシェなどドイツ製のスポーツカーをメインに過激な改造を行うチューナー、「マンハート(MANHART)」。
ドイツのチューナーらしくビジュアルのみのアップデートは行わず、あくまでも走行性能の向上、そしてそれに関連する外観の変更のみを行うというハードコアさで知られますが、今回はなんと945馬力を発生するポルシェ911GT2RSのチューンドカー「マンハートTR900」を発表。
そのパワーもさることながら、マンハートらしいゴールドのアクセントが魅力的な一台ですね。
マンハートTR900はこんなクルマ
このマンハートTR900について、ざっとそのチューニングメニューを見てみると、マップスイッチ社によるECUリマッピング、大型TTH 1000ターボチャージャーへの換装、その熱量を処理するためのCSF製インタークーラーキット装着、IPDアルミマニホールドとクラインイノベーション製スポーツダウンパイプ、さらには200セルHJS触媒コンバーターの装着など。
これらによってこのマンハートTR900は945馬力を発生することになりますが、この出力に対応すべく7速PDKトランスミッションもアップグレードされている、とのこと。
ボディカラーは深みのあるミッドナイトメタリックグリーン(ラッピング)、そしてボデイに装着されるのはサイドエクステンション付きのフロントスポイラー、フロントのエアインテーク用フレーム、サイドスカート、サイドエクステンションプレート付きのディフューザー。
アクセントにはゴールドが使用され・・・。
フロントフードやフロントスプリッターに・・・。
リアフェンダー上のダクト周辺、そして・・・。
リアディフューザーやリフレクター周囲にも。
リアウイング翼端には「TR900」ロゴ。
エンジンカバーにもゴールドが用いられています。
一部パーツは「ノーマルのまま」
なお、面白いのは、サスペンションもアップグレードしつつ、カーボンセラミックブレーキシステムとホワイトゴールドメタリックのセンターロック式マグネシウムYスポークホイールがそのまま使用されていること。
アメリカのチューナーであればここはまっさきに交換する部分だと思いますが、マンハートでは機能を最優先としており、純正ホイールのほうが社外品よりも優れると判断したのかもしれませんね。※マンハートによれば、これらは社外品にも交換できるもよう
そしてその思想はインテリアにも貫かれていると見えて、内装については「改造不要」だと判断したのだと思われ、変更されているのはわずかにフロアマットのみ。
なお、このマンハート「TR900」は現在マンハートのサイトにて55万ユーロ(現在の為替レートにて約8000万円!)にて販売されており、相当に高価なコンプリートカーということになりそうですね。
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参照:Manhart