| さらに「M」ではオーバースペックだと考える顧客も多いようだ |
Mはあまりに高スペックに、そしてあまりに高価格になりすぎた
さて、BMWは2シリーズ・クーペを発表していますが、そこで待たれるのがこのハードコアバージョンである「M2」。
しかしながらM2は(これまでの世代であっても)価格がかなり高く、よって「2シリーズ・クーペを安価に入手してカスタムしたほうがずっと安く、高いパフォーマンスを獲得できる」という風潮が存在したのもまた事実。
これはやはりクルマの基本性能が向上し、M2でなくとも高いパフォーマンスを発揮できるポテンシャルを持つに至ったこと、ターボエンジンの採用によって「比較的簡単にパワーアップできるようになったこと」が関係しているのかもしれません。
実際のところ、ACシュニッツァー含め、いくつかのチューナーは2シリーズクーペをベースに「M2超」のパフォーマンスを達成していますね。
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マンハートは2シリーズ・クーペをベースに450馬力を達成
そして今回、ドイツのマンハートはBMW 2シリーズ(M240iクーペ)をベースにチューニングを施し、まず3リッターMツインパワーターボエンジンは382PSから450PSへと大きくパワーアップ。
さらには開閉可能なバルブシステム、ガソリン・パティキュレート・フィルター除去、触媒コンバーター付きダウンパイプを備えるステンレス製エキゾーストシステムを開発していると述べており、200セルの触媒コンバーター付きのダウンパイプも提供される予定だとアナウンスしています。
加えてビジュアル面においても大幅アップデートが施され、ホイールは20インチの「コンケーブ・ワン」に、そしてローダウンスプリング、カーボンファイバー製フロントスプリッター、カーボンファイバー製リアディフューザーなども投入予定。
いずれのパーツも開発中であるため、公開された画像はCGにとどまりますが、BMWのチューンでは実績のあるマンハートのことなので、近日中に実車が公開されることになりそうです。
なお、CGでのボディカラーは「マンハートらしい」ブラックとゴールドですが、この「ゴールドアクセント」についても販売される予定なのだそう。
今後投入されることになる「M2」については”例の”バーチカルキドニーグリルが与えられるといい、そのデザインが気に入らなければ、2シリーズ・クーペを購入し、その外装や機能をチューン/カスタムするというのもいい選択なのかも。
ただし売却時には、いかに(ベースモデルの2シリーズ・クーペに)費用をかけようとも、いかにパワーが増強されていようともM2の価格には全く届かず、そのあたりは理解のうえでチューンしなければならないのは言うまでもありません。
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