| ただしカイエンのガソリンモデルは「カイエンEV」第1世代のライフが尽きるまで併売されるようだ |
これでまたポルシェのラインアップが一気に拡大
さて、ポルシェは現在ピュアエレクトリックカーとして「タイカン」を発売しており、その後2024年には、すでにティーザーキャンペーンが開始された「マカンEV」が登場すると言われています。
そこで今回、(すでにウワサが出ている)カイエンEVの新情報が登場していますが、こちらの発売はマカンEVの2年後である2026年をターゲットとしており、コードネーム「K1」と呼ばれる7シーターのミニバンもしくはクロスオーバーがそれに続くということに。
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なお、これらと前後して718ケイマン/ボクスターのピュアエレクトリックバージョンも導入されると言われているので(パナメーラのEV版も登場するというウワサもある)、ポルシェとしてはここから先、かなり忙しい数年を送ることが予想されます。
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新型ポルシェ・カイエンEVはどんなクルマに?
この新型ポルシェ・カイエンEVについての情報は限られているものの、これはマカンEVと同じくプレミアムプラットフォームエレクトリック(PPE)を採用し、ピュアエレクトリック版カイエンは高度なトルクベクタリング技術と4輪ステアリングを採用すること、さらにマカンEVの採用する「パフォーマンスアクスル」が与えられるのは間違いなさそう。
加えてですが、270kW以上の充電速度を可能にする800ボルトの充電技術、100kWh以上のバッテリーを持つことになると考えてよく、一回の満充電あたりの航続可能距離は500kmにも達するものと見られています。
搭載されるエレクトリックモーターの性能も向上し、タイカンに装着されるものよりも効率/出力共に向上すると言われていますが、(トップグレードでは)マカンEVの600馬力を超えることも容易に想像可能ですね。
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ガソリンエンジン版カイエンの命運はいかに?
そこで気になるのが、ガソリンエンジン版カイエンはどうなるのかということ。
ウワサによれば、まだまだ「ピュアエレクトリックカー」へと移行したくない人々も少なくはなく、そういった人に向けてガソリンエンジン版のカイエンも(カイエンEVと)併売され、このカイエンEVが第2世代に切り替わるまでは生きながらえることになりそうです。
カイエンはマカンとともに「もっとも売れるポルシェ」のひとつであり、よってこれを完全にピュアエレクトリックへと切り替えるのはリスクが大きく、よってポルシェは(マカン同様に)”併売”というスタイルを取るのでしょうね。
ただし「BMW 7シリーズとi7」「マセラティ・グラントゥーリズモ・モデナ/トロフェオとグラントゥーリズモ・フォルゴーレ」のように、同じ車体を使用した(ガソリンエンジンもしくはピュアエレクトリックという)パワートレイン違いではなく、「マカンとマカンEV」「カイエンとカイエンEV」とは全く異なるプラットフォームを持つクルマであり、となるとその外観もぜんぜん違うものになると考えてよく、そういった相違がまた「ポルシェに新しい顧客を引っ張ってくる」ことになるのかもしれません。
ちなみにですが、ガソリンエンジン版のカイエンはフェイスリフト(マイナーチェンジ)を控えており、しかしこれは「フルモデルチェンジ級の」大規模変更が行われると言われ、まだまだ数年先までは第一線で活躍せねばならないという使命に向けての下準備ということになりそうです。※ポルシェにて製品マネージャーを務めるミヒャエル・シャッツレ氏によれば、カイエンのフェイスリフト版は「ポルシェの歴史上、最も大規模な製品アップグレードのひとつ」なのだそう
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参照:Autocar