| 見たところそのラインアップはぐっとスリムに、そして効率化を図っているように思える |
現行ガソリン世代の718ケイマン・ボクスターはおそらく2025年モデル、もしくは2026年モデルでその幕を閉じそうだ
さて、北米では2024年モデルの718ボクスター / ケイマンのラインアップと価格が発表され、「大幅に値上がりしている」として話題に。
実際のところ、すでに値上がりについて一部で噂が出ていましたが、それが実行されたということになりそうです。
新しい718ケイマン・718ボクスターの価格につき、ベースモデルの718ボクスターは2,100ドル(約28万円)の値上げとなり、ベースモデルの718ケイマンは69,950ドルから、718ケイマンSは81,950ドルから、718ケイマンGTS 4.0は96,850ドルからに設定され、これはそれぞれ5,100ドル(約68万円)高価になって718ケイマンGT4 RSではなんと13,100(175万円)プラスの163,650ドルという設定へ。※日本での発表はまだないようだ
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2024年モデルの718ケイマン / 718ボクスターのラインアップはこう変わる
そこで2024年モデルの718ケイマン / 718ボクスターについてもうちょっと踏み込んでみると、まずラインアップの変更が行われて718ケイマン・ボクスターともに「T」モデルが廃止され、718(ケイマン)GT4、そして718(ボクスター)スパイダーが販売終了となっています。
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かわりに「定番化」されたのが昨年に発表された「スタイルエディション」で、これはたとえばカイエン「プラチナエディション」のように、モデル末期に用意されるお買得モデルと捉えることができるかもしれません。
つまりラインアップは以下の通りとなるわけですね。
- 718ケイマン
- 718ケイマン スタイルエディション
- 718ケイマンS
- 718ケイマンGTS4.0
- 718ケイマンGT4 RS
- 718ボクスター
- 718ボクスター スタイルエディション
- 718ボクスターS
- 718ボクスターGTS4.0
2024年モデルの718ケイマン / 718ボクスターの標準装備 / オプションはこう変わる
そして2024年モデルの718ケイマン / 718ボクスターの標準装備だと以下の通りの変更がりますが、これはあくまでも北米の内容であり、日本ではどうなるのか不明です(ディーラーのセールスが確認できる資料としてネット上にアップされている)。
なお、ラインアップもそうですが、全体的にスリム化されているという印象ですね。
【標準装備】
- 標準装備のCD/DVDプレーヤー廃止
- 718ケイマンSの標準ホイールが19インチの「ケイマンS」から「ボクスターSデザイン」へ
- キャラホワイトメタリック廃止
- パイソングリーン廃止
- アヴェンチュリン・グリーンメタリック廃止
- ナチュラルレザーインテリア(エスプレッソ)廃止
- ナチュラルレザーインテリア(エスプレッソ / コニャック)廃止
- 718ケイマンGT4 RSのPCCBが最適化
【オプション】
- LEDヘッドライト(PDLS+付き)がLEDヘッドライト(PDLS)へ※カメラユニットの不足による
- カレラクラシックホイール(20インチ)廃止
- 電動ステアリングコラム調整機能を単独で選択可能に
- 消化器がスチールからアルミに
なお、今後は718ボクスターには(718ケイマンGT4 RSに相当する)スパイダーRSが追加されるものと思われますが、(EV版が発表されたのちもガソリン版が併売されるマカンとは異なり)エレクトリック版の次世代718ケイマン / ボクスターが登場すれば現行ラインナップは販売終了となることもアナウンスされており、現行のガソリン世代は2025年あたり(長くとも2026年モデル)で生産が終わってしまうのかも。
そしてもちろん718ケイマン / 718ボクスターともに最終記念モデルとが登場するものと思われ、これらがコレクターズアイテムとなるのも間違いなさそうですね。
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参照:Rennlist.com