| しかし販売されるのは日本を含む一部の国や地域のみ |
おそらくはランボルギーニ・ウルスPHEVと同じパワートレーンを搭載か
さて、ポルシェがカイエンのあらたなるトップレンジのティーザー画像を公開。
この「新しいカイエンのトップレンジ」について実はまだ名前がなく、そして一部の国や地域のみでしか販売されないといい、かなり特殊なモデルであることは間違いなさそうです。
おそらく発表は近日中、そして実車のお披露目は9月のIAAミュンヘンにて、しかしその前から受注が開始され、納車は11月ころから開始される、と言われます。
なぜこの新型カイエンは「一部の」国や地域でしか販売されないのか?
そしてなぜ「一部の国や地域でしか」販売されないのかについて触れる必要があるのですが、逆にどういった国や地域で販売されるのかというと「EUのほとんどの国と日本、台湾、シンガポール、香港」。
これらの共通点としては「(前日フェイスリフトを受けた)新型カイエンの頂点に立つカイエン・ターボGTが販売されない」ということで、たしかに日本もいつの間にやらターボGTがポルシェジャパンのサイトから消失しています。
そしてこれらの国や地域で新型カイエン・ターボGTが販売されないのは「現地での排ガス規制をクリアできないから」だといい、650HP(659HP)を発生する4リッターV8ツインターボエンジンを搭載し、0-100km/h加速はわずか3.3秒、トップスピードは305km/hというパフォーマンスを誇るカイエン・ターボGTのかわりに設定されるのが、この「新しいトップレンジ」となるわけですね(反面、カイエン・ターボGTが販売される国や地域では、この新しいフラッグシップを購入することはできない)。
現時点ではパフォーマンスも謎のまま
そして今の時点で明かされていないのは名称だけではなくパフォーマンスも同様で、しかしわかっているのは「V8+プラグインハイブリッド」パワートレーンを積むであろうということ。
「カイエンターボS E-ハイブリッド」もしくは「カイエンターボGT E-ハイブリッド」を名乗るのか、それとも新しい名称が与えられるのかは現時点ではまったくわからず、しかし出力は700馬力以上をマークして「史上最強のカイエン」になると目されています。
今回公開された公式ティーザー画像を見ると、その(外観上の)レシピはカイエン・ターボGTに非常に近く、しかしフロントバンパーの構造は「微妙に」ターボGTとは異なっていて、センターと左右のインテークとをつなぐ横方向のルーバー形状に違いがあるようですね。
反面、リアはおそらくターボGTと同一。
カーボン製のルーフや・・・。
テールゲートスポイラーに取り付けられたエクステンションもターボGT同様。
ブレーキシステム(カーボンセラミック)、ホイールもターボGTと同一のものを持つように思えます。
こうやって見ると「限りなくターボGTに近く」、しかし外観上の相違はフロントバンパー程度に見え、しかしポルシェはその微妙な差であっても取り入れたかったということになりそうです。
ちなみにインテリアもフェイスリフト後のカイエンと同一(のように見える)。
あわせて読みたい、ポルシェ・カイエン関連投稿
-
新型カイエンに搭載される「4点」LED光源式HDマトリクスヘッドライトの実用化には918スパイダーの「5点式」から10年を要していた!ポルシェがその苦労を語る
| ポルシェは「やる」と決めたことはなんとしてでもやる会社である | ポルシェがここまでヘッドライトに対して情熱を注いでいたとは驚きである さて、ポルシェが新型カイエンに装着されるヘッドライトの技術を ...
続きを見る
-
ポルシェが新型カイエンのコンフィグレーター公開!カイエンSクーペにホイホイとオプションを装着してゆくと軽く1000万円オーバー、OPだけでマカンや718を買える額に
| ひとまず新型カイエンのコンフィグレーターが公開されるも、一部でバグが生じているようだ | カスタムカラーや内装のカスタムステッチほか、いくつかのオプションは選べない さて、新型ポルシェ・カイエンの ...
続きを見る
-
さらにパワフル、そして先進的に。ポルシェが新型カイエン/カイエンクーペのラインアップを発表。トップレンジのカイエン・ターボGTの最高速は305km/hへ
| 新型ポルシェ・カイエンSはまさかの「V6からV8へ」とスケールアップ | カイエン・クーペ・ターボGTのサイドには「PORSCHE」グラフィックの設定が追加され、より「GT」らしく さて、ポルシェ ...
続きを見る