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新型フォルクスワーゲン・アルテオン、そして”シューティングブレーク”発表!そのデザインはランボルギーニ的へと変化し従来型とはこう変わった

2020/06/24

| その変化は大きくないが、それでもずいぶん印象が変わったようだ |

さて、先日よりティーザー画像や動画が公開されていた、新型(フェイスリフト版)フォルクスワーゲン・アルテオン。

ついにその姿がセダン、シューティングブレーク(ワゴン)ともに公式に公開されています。

全体の印象やシルエットについては「アルテオンのいいところをそのまんま」受け継いだというイメージですが、細部の質感が大きく向上しており、フォルクスワーゲンが「フラッグシップに相応しい魅力を備える」と胸を張るのもうなずけますね。

デザインはよりダイナミックそしてスポーティーに

欧州でのラインアップは「SE」「SEL」「R-Line」「SEL プレミアムR-Line」となり、搭載されるエンジンは2リッター4気筒ターボ(268HP)、そしてトランスミッションは8速AT。※PHEVも後に追加。スペックについては各国ごとに発表されるようだ

駆動方式についてはSEとSELが4WD、R-LineとSELプレミアムR-Lineが4WD(4Motion)だとアナウンスされています(SELには4WDがオプション設定される)。

外観に関してはボディパネル自体は「そのまま」で、バンパーやヘッドライト/テールランプなど樹脂部分の変更にとどまる模様。

こちらが今回公開された新型アルテオン(R-Line)。

これまでの「無機質な美しさ」から、「有機的な躍動感」を感じるようになったと思います。

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こちらが従来型アルテオン。

フロントに限っていうと、ヘッドライトとグリルとのラインが連続することでよりダイナミックかつワイドに見えるようになり、ロワーグリルのスリット数が1本減っているようですね。

もちろん新型ではバンパー形状が変更され、フォルクスワーゲングループらしい、アウディやランボルギーニも通じる左右ダクトの処理が与えられることに。

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こちらは新型アルテオンのリア(R-Line)。

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こちらは従来型。

やはりボディパネル類の変更は無いように見え、しかしテールランプとバンパーのデザインが変更されています。

テールランプはこれまで「上向き」だったデザインが「下向き」となっており、大きく印象が変わっているようですね。

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リアのエンブレムは新しいロゴへ、そして最新のフォルクスワーゲンのデザイン言語に則って「ARTEON」文字はセンターに。

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ヘッドライトが光るとこう。

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ウインカー発光時。

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新型アルテオン・シューティングブレークのデザインもランボルギーニ風

そしてこちらは新しく追加されたアルテオン・シューティングブレーク。

とにかく長いという印象を与えるクルマですが、実際にカーゴスペースは「最長2,900ミリ」にまで達する、とのこと。

画像のクルマはおそらく(R-Lineではない)通常版だと思われますが、フロントバンパーのデザインがR-Lineとは異なり、フィンの方向がこちらでは「下向き」。

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なお、これもやはりランボルギーニを連想させるところで、アヴェンタドールSはこういったデザインを持っています。

この「フィン」は両者共通するところで、アヴェンタドールSの場合は「毒蛇の牙」「サメの胸ビレ」をイメージしたとされていますね。

現在、ランボルギーニはフォルクスワーゲングループに属しており、同じグループのアウディやベントレー、ポルシェとも部分的にデザインを共有する傾向も(グループ全体のデザインが統括し管理されている)。

とくにフォルクスワーゲンとランボルギーニ、ベントレーはかなり近いデザイン言語を採用しているという印象を持っていて、ベントレー・コンチネンタルGTもやはりこんなフィン(フロントバンパーのロワー部に)を持っています。※新型フォルクスワーゲン・ゴルフRにもこの「ヒレ」が与えられることになると思われる

新型アルテオンのインテリアはこうなっている

そしてこちらが新型アルテオンのインテリア。

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エクステリア同様、大きなイメージは変わらないものの、細部での変更が多々見られ、たとえばエアコンの調整ダイヤルは無くなって「タッチ式」に(アメリカ市場向けには、いくつかダイヤルが残されるらしい。ホンダ同様の”クレーム対策”と思われる)。※タッチパネルについては、年配の人から”直感的に操作できない”という意見があるようだ

ステアリングホイールも新しくなっているようですね。

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「アルテオン」にはこういった意味がある

参考までに、「アルテオン」という名称の由来は、本国ドイツにおける製品評価ランクA/B/C/D/Eのうち最高の「A」を頭文字に、「ART」をプラス、そして欧州や中国で販売されるセダン「Phideon」を組み合わせたもの。

ちなみに「フェートン(Pheaton)」の名称はギリシア神話の太陽神である「ヘーリオス」の息子の名前から取られたといい、おそらくこのときから車名の最後に「トン」がつくのはVWの高級セダンにおける通例となったのだと思われ、「A」という最初の文字を使用したところにフォルクスワーゲンの意気込み、そして「ART」というところにやはりVWのデザインに対する想いが伝わってくるように思います。

VIA:Volkswagen

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