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新型フィアット・パンダが2024年、フィアット125周年の折に登場?価格は200万円強、そしてアウトドア風味を持つと推測されており、日本に導入されれば高い人気を獲得か

2023/07/08

フィアット・パンダが2024年、フィアット125周年の折に復活?価格は200万円強、そしてアウトドア風味を持つと推測されており、日本に導入されれば高い人気を獲得か

| 「コンパクトでシンプルなアウトドア風味のクルマ」はある意味でヒット確実のレシピでもある |

おそらくはガソリン版に加えて電動版も発売されることになるだろう

さて、フィアットは2024年7月11日に設立125周年を迎えますが、その折に新型パンダが発表される可能性が高い、との報道。

これはフィアットCEO、オリヴィエ・フランソワがカーメディアに対して語った内容として報じられ、フィアットは125周年を迎えるに際して「特別ななにか」を発表する準備があるもよう。

そして同氏はさらに「(発表したばかりのフィアット600とは別に)もう1台、Bセグメントのクルマを作る余地がある。もっと "エッセンシャル "なカテゴリーをね。来年あなたが目にすることになる車は、クールで人気者となり、手頃な価格になるでしょう」とも。

なお、その価格は日本円でおよそ200万円を超えたくらいになるとも見られており、欧州ではルノー・サンデロに対抗することになると言われています。

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新型フィアット・パンダはどんなクルマに?

そこで気になるのが新型フィアット・パンダがどんなクルマになるのかということですが、オリヴィエ・フランソワCEOによると「全長4m程度」。

これはつまりジープ・アベンジャー、フィアット600とほぼ同サイズなので、これらと同じCMPプラットフォームを使用するであろうことを示唆していますが、近年のステランティスは、保有するブランド間にて多くのプラットフォームやコンポーネントを共有することにより、コストを下げつつ、より多くのモデルの展開を行うという開発手法を採用しているため、「既存プラットフォームを利用してビッグネームを復活させる」というのは非常に現実的な話です。

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実際に(やはりステランティス傘下の)ランチアでも、プラットフォームを共有することで「デルタ」など過去の名車をリバイバルする計画を示しており、ステランティスが保有するブランドでは一気にこの流れが加速するのかもしれません。

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現段階ではまったく「新型パンダ」のデザインについてはわからないものの、2019年に発表されたコンセプトカー、チェントヴェンティ・コンセプト(Centoventi Concept=画像)のようなクルマになるのではと推測されています。

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ただ、同じフィアットブランドから、「600」「パンダ」という同じプラットフォームを持つであろう同じサイズのクルマを発売すると、まず間違いなく両者で食い合うことになり、よって新型パンダは「(差別化のため)SUVっぽい雰囲気を強調し、アウトドア風味になる」とも。

これは十分に理解できる話であり、同じグループ内にあるシトロエン「AMIバギー」が一瞬で完売してしまったことから、ステランティスは「アウトドアテイストのクルマがイケる」と踏んだのかもしれません。

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フィアットは「こぼれ話」も披露

なお、今回フィアットは「600」を発表した場において「これまでに頓挫したプロジェクト」を紹介するという非常に面白い試みを行っていて、その一つが「グランデ・プントの後継モデル」。

これがなぜボツになったかというと、当時のフィアットにてCEOを努めていたセルジオ・マルキオンネ氏が「Bセグメントは競争が厳しく、利益を確保できない」と判断したため。

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それでもフィアット新製品の責任者アントニオ・マサチェッシ氏はこのクルマの開発を進めようとするものの、当時のFCA(フィアット・クライスラー)傘下にあったブランドいずれも「Bセグメント用のプラットフォーム開発と、その開発費の分担」を拒否することになり、しかしフィアット1社でこのコストを捻出することは難しく、よってこのプロジェクトは「結果的に凍結された」とも述べています。

ただ、そこからFCAはPSA(プジョー・シトロエン)と合併して「ステランティス」へと変貌を遂げますが、PSAには小型車を得意とするブランドが集まっており、よってここで該当のプロジェクトが解凍され、CMPプラットフォームやE-CMP2プラットフォームの開発に繋がったとも考えることが可能です。

つまり、今回発表されたフィアット600は当時からの積年の夢であったのかもしれず、PSAとの合併によって「思いがけず」実現したとも考えられますが、今回話題に登っているパンダについても同様に、この合併によって復活の灯火が再びともったということなのかもしれませんね。

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参照:Autocar

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