
| アルファロメオが意味深ティーザー公開|6月10日に「新章」始動 |
イタリアの名門ブランドアルファロメオが2025年6月10日(現地時間10:30AM ET)に「大胆な新章」の幕開けを発表すると予告。
公開されたティーザー画像には赤く光る正三角形がブランドロゴの上に浮かび上がり、意味深な演出が施されていますが、現時点で車名や詳細は明かされておらず、ここで現地メディアや業界情報をもとに予想される3つの可能性を考えてみます。
可能性①|次期型ステルヴィオ(Stelvio)の初公開か
最も有力と見られているのが、次期型ステルヴィオの発表で、アルファロメオはSUV市場での巻き返しを狙っており、新型ステルヴィオはブランドの命運を握るモデルになりそうです。
- 現行ステルヴィオは2016年デビュー
- 新型は2026年に販売予定と報じられている
- リーク画像では、細いデイライトLED+新型グリルが確認されている
可能性②|クアドリフォリオの電動ハイブリッド版?
Quadrifoglio(クアドリフォリオ)はアルファロメオの高性能グレード。
現行ジュリアやステルヴィオのクアドリフォリオ後継モデルとして登場する可能性もあります。
- 一部報道では「電動×内燃エンジンのハイブリッド化」とも
- EV+ハイブリッドの2種類のパワートレイン展開の可能性も示唆
- 電動化の流れの中で、従来の“走りのDNA”をどう融合させるかに注目
-
-
アルフィスタに朗報。次期ジュリア / ステルヴィオ「クアドリフォリオ」にはフェラーリ由来のV6エンジンが継続採用される可能性が大。「それは“咆哮”を持つクルマであるべきです」
| 一説では、次期ジュリア / ステルヴィオ「クアドリフォリオ」のエンジンは直6化されるのではと言われていたが | ただし「ガソリンエンジンのみ」なのか「ハイブリッド化されるのか」はわからない つい先 ...
続きを見る
可能性③|“Autodelta(アウトデルタ)”の復活か?
もうひとつ、注目されているのが伝説のレーシング部門「アウトデルタ(Autodelta)」の復活。
これが実現するならば、ファンにとっては夢のような復活劇が実現するかもしれません。
- 赤い三角形=デルタ=アウトデルタの象徴では?という見方
- アウトデルタはかつてGTVなどを開発したワークスチューナー
- 近年は各メーカーがヘリテージ復活に力を入れており、モータースポーツや限定車の可能性もあり
アルファロメオの現状と背景|なぜこのタイミングなのか?
現在、アルファロメオは苦境に立たされています。
つまり、ブランドの再出発に向けた“勝負の一手”が求められており、今回の発表はそのスタートになるものと考えられます。
- モデルラインナップの老朽化
- トナーレなど新型SUVも販売不振
- 完全EV化の計画が頓挫し、ハイブリッドへの再設計を余儀なくされる
-
-
アルファロメオとマセラティが「身売り」の危機?親会社のステランティスが経営コンサルを入れ「中国への売却含む、すべての可能性を検討中」と報じられる
| これら両ブランドはもはや抜本的な最ブランディングなしで回復されることは難しいだろう | しかしそのネームバリューは非常に高く、他企業による買収によって生き残る可能性も十分に考えられる さて、文字通 ...
続きを見る
まとめ|6月10日、アルファロメオの“反撃”が始まる?
今回のティーザーは、「予想外で、大胆で、新しい」*表現されており、単なる小変更ではないのかも。
次期ステルヴィオ、新型クアドリフォリオ、あるいはアウトデルタ復活など、ファンの期待を大きく裏切らないサプライズが待っているかもしれません(ちょうどCEOが交代したところでもあり、ニューモデルの発表にあわせて大きな発表があるのかも)。
合わせて読みたい、アルファロメオ関連投稿
-
-
アルファロメオ、スポーツカー復活はいつ?33ストラダーレとSUVの狭間で揺れるブランドの行方。「SUVが売れないとスポーツカーの夢を見ることも許されない」
| アルファロメオは“魂”を失ったのか? | SUVが未来を作り、スポーツカーが魂を守る? アルファロメオが初のSUV「ステルヴィオ」を発表してからはや10年。 その後小型クロスオーバー「トナーレ」や ...
続きを見る
-
-
新型ステルヴィオの姿が特許図面より完全公開。電動化+大胆デザインによって生まれ変わるアルファロメオのSUV
| 約10年ぶりのフルモデルチェンジ、ステルヴィオがついに次章へ | フロントはまるでBMW?それでも「スクデット」がアルファを証明 アルファロメオ初のSUVとして2016年に登場したステルヴィオがつ ...
続きを見る
-
-
【祝・115周年】アルファロメオが特別ロゴにて伝統と革新をアピール。今年はF1チャンピオンシップ獲得からの75周年でもある
| 115年の伝統を誇るアルファロメオ | この「大蛇に飲まれる人」は創業当初からデザインが変わっていない イタリア・ミラノで1910年に創業したアルファロメオ。元は「Anonima Lombarda ...
続きを見る
参照:Alfaromeo