| ジャガーは実際のところワゴンボディがあまり好きではないようだ |
いつも「IF設定」レンダリングを制作するRain Prisk氏が「ジャガーFタイプ・ワゴン」のレンダリングを制作。
けっこう(というか”かなり”)格好良いと思いますが、現実的に登場する可能性は極めて低いモデルの一つだと言えそう。
というのもジャガーは「XF」にワゴンモデルとして”スポーツブレイク”を追加していますが、これは今までに設定していたワゴンモデル同様、完全に「実用重視」。
加えてジャガーのデザイナーであるイアン・カラム氏はあまりワゴンが好きだと思えない発言を行っているので、「スポーツカーのワゴンボディ」がジャガーから登場するのは望み薄だと考えています。
同じイギリスのメーカーでも「ワゴン」に対する考え方が異なる
一方、同じイギリスのスポーツカーメーカー「アストンマーティン」はワゴンにはさほど消極的ではなく、かつて「V8スポーツマン」なるワゴンも登場させたことも。
加えて最近でも「ヴァンキッシュ・ザガート・シューティングブレーク」も追加しており、これはV8スポーツマンともども3ドアで、「スポーツカーをワゴンボディ化したもの」。
おそらくアストンマーティンはワゴンを「スポーツカーの一つのあり方」と捉え、たとえば乗馬に出かけたり狩猟に出かけたり、という使用方法を想定もしくは「連想させる」ようにしているのかもしれません。
ほかにもある、リアル/バーチャルでのスポーツカー×ワゴン
そのほか、「スポーツカーのワゴンボディ」だとフェラーリをコーチビルダーがカスタムしたものが何例かあり、ピニンファリーナがブルネイ国王のために製作した456GTベースの車両も存在。
そしてやはり外せないのが「Z3クーペ/Mクーペ(クーペと名がつくものの、ボディ形状はワゴン)」。
こちらはレンダリングですが、マツダ・ロードスター「ワゴン」。
アストンマーティンDB11シューティングブレーク。
ポルシェ911ワゴン。
レクサスLC500ワゴン。
こうやって見るといずれもイケてるように思われ、「スポーツカー不人気」という状況を打破するためにも、どこかのメーカーが挑戦してほしいジャンルでもありますね。
ジャガーFタイプの将来は流動的
なお、ジャガーFタイプは今後どうなるのか今のところ未定。
これまでにも「フルエレクトリックモデルになる」「ミドシップスポーツになる」という話が出たり、はたまた「もしかすると後継は”ない”かも」というウワサも。
現在ジャガーは「I-PACE」を発売していますが、これが成功するようであればF-TYPEも「フルエレクトリック」の道を歩むかもしれませんが、もしそうでなければ「ガソリンエンジンもしくはハイブリッド」となるのかもしれません。