| プロサングエはコントラストが出やすい「ブラック」以外がいいんじゃないかと思っていたが、これを見て考えを改めた |
やはりプロサングエはどこからどう見ても、そしてそのサウンドも「フェラーリ」だった
さて、発表されて間もなく(売れすぎにて)受注が停止となってしまったフェラーリ・プロサングエ。
現在世界中にて内覧会が行われている状況ですが、ロンドンの高級車ディーラー、HRオーウェンへとプロサングエの展示車が運び込まれ、エンジンスタート、そしてアイドリングや低速走行時のサウンド、各部のディティールが分かる動画がYoutubeへと公開されています。
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ブラックのプロサングエは初めて見た
そして今回HRオーウェンへと運び込まれるプロサングエのボディカラーは「ブラック(動画ではちょっとパープルが入っているようにも見えるので、ネロ・プロサングエだと思われる)」。
まずはこんな感じでHRオーウェンの所有する積車に載せられてプロサングエが到着。
そしてリヤゲートが開き、プロサングエが顔をのぞかせます。
その後はエンジンをスタートさせて積車からプロサングエが降りてきますが、そのサウンドはV12エンジンらしく猛々しいもので、フェラーリはたとえSUVといえど(フェラーリはSUVと認めてないけれど)そのサウンドを控えめにするといったことをしなかったようですね。
ウインカーはデイタイムランニングランプと同じ部位が発行し、その下のバンパー内で光っているのはロービームかと思われます(その内側はハイビームかもしれないが、現時点では詳細は不明)。
前後フェンダーはカーボンファイバー製。
この「ボディにめり込むように」取り付けられたフェンダーはかなり斬新であり、タイヤ後方に設けられたフラップのような形状も秀逸ですね。
296GTBと同じように見えたテールランプですが、実際には(その周辺ともども)かなり立体的な構造を持っているもよう。
その後は路上に出て・・・。
バックしながらディーラーへ(かなりギリギリなので気を使う)。
リアから見ると、かなりマスの大きなクルマであることがわかりますね。
インテリアはいわゆる「デュアルコクピット」。
メーター(14インチの液晶パネル)、ステアリングホイールはローマやSF90ストラダーレ/スパイダー、296GTB/296GTSと共通です。
ただ、センタートンネル上にあるギアセレクターはプロサングエ専用と見え、上記のほかモデルに比較すると高い質感を持つようにも思えます。
シート形状やデザインは(部分的にプロサングエ専用のディティールを持つものの)ほかスポーツモデルと同様であり、あくまでもプロサングエがスポーツカーであることを主張。
後部ドアはぶっといヒンジ一本で開閉。
なお、多くの観音開きドアを持つクルマとは異なって「後部ドアだけでも」開閉でき、そしてドアノブはウインドウとの境界線上に小さなレバーとして組み込まれ、その存在がわからないように配慮されています(イタリア車は昔からドアハンドルをうまく隠すすべに長けている)。
その他にはこんなフェラーリも
そして動画にはいくつか別のフェラーリも登場し、こちらは488ピスタ”ピロティフェラーリ”。
フェラーリのモータースポーツプログラムに参加する人にしか購入権が与えられなかったという超レアカーですね。
こちらは2022年シーズンのフェラーリF1マシンと同じカラーの「ロッソ フェラーリF1-75(マット)」を持つ296GTB。
アセットフィオラノパッケージが装着されたSF90ストラダーレ。
ロンドンのフェラーリディーラーへとプロサングエが運び込まれる動画はこちら
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参照:TFJJ