| このフェラーリ・プロサングエをカスタムしたのはフィアット御曹司、ラポ・エルカーン |
相変わらずクルマのカスタムに対する情熱は他の追随を許さない
さて、フェラーリ・プロサングエは現時点においても非常に珍しい存在ですが、今回はなんと(けっこうハードに)カスタムが施された個体が目撃されることに。
このプロサングエはポルトガルのカスカイスで撮影されたもので、撮影者のインスタグラムに投稿された情報によれば、フィアット創業者一族であるラポ・エルカーンが所有する一台なのだそう。
なお、プロサングエはまだまだ納車が進んでいませんが、フェラーリのVIP顧客や関係者を中心に納車がなされており、つい先日はフェラーリ創業者であるエンツォ・フェラーリの実子、ピエロ・フェラーリに(エンツォ・フェラーリがかつて乗っていたフェラーリと同じカラーリングを持つ個体が)納車されたことも報じられています。
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ラポ・エルカーンはこれまでにも様々なフェラーリをカスタムしてきたが
なお、ラポ・エルカーンはフィアット創業者一族の一人であり、兄のジョン・エルカーンは現在フェラーリの会長職に就いています。
自身もかつてはフェラーリ副社長の座にあったようですが現在はそこから外れており、今は自身のカスタムファクトリー「ガレージ・イタリア・カスタムズ」に集中しているという話が聞かれます。
参考までに、フィアット在籍時には(現行の)フィアット500を復活させるなど様々な功績を残しているものの、一方では様々な騒ぎを起こすことも多く、2016年には金銭目的の「偽装誘拐」が報じられたことも。
一方でカスタムスキルについては疑いようのないものをもっており、これまでにもパガーニ・ウアイラやフェラーリ各モデル、さらにはフィアット・パンダなど様々なクルマの魅力的なカスタムをお披露目しています。
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そしてその腕前は今回公開されたフェラーリ・プロサングエにおいても遺憾なく発揮されており、ベージュとブラウンを使用した「デジタルピクセルカモ」仕様。
その表面の質感を見るに、もしかするとラッピングではなくペイントなのかもしれません。
そしてリアの跳ね馬(プランシングホース)もブラウン。
「Ferrari」エンブレムもブラウン。
なお、フェラーリは自社でも高度のパーソナリゼーションを行う「テーラーメイド」を展開していますが、こういった迷彩そしてフェラーリのバッジやエンブレムのカラーを変更するカスタムを行った例はなく(おそらくエンブレムなどの改変は不可だと思われる)、よってここまでカスタムしようとなるとサードパーティに依存することになりそうです。
ホイールはマットゴールド、そしてホイールボルトやプランシングホースもゴールド。※ブラックのホイールを装着した画像もある
驚くべきはブレーキキャリパーまでもがデジタルピクセルカモにペイントされていることで、このフェラーリ・プロサングエは「とんでもなく」手がかかっていっるという事になりそうです。
フェラーリは意に沿わないカスタムに対しては法的措置を取ることもある
なお、フェラーリは同社の意に沿わない(イメージを毀損する)カスタムを行う例に対しては容赦なく訴訟を行うことも多く、あるいは訴訟に発展しなくてもブラックリストに入ってしまい、フェラーリを購入できなることも。
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ただしラポ・エルカーンはフェラーリの宗主とも言えるフィアットの御曹司一族であり、おそらくは何をしようともブラックリストの対象外となり、お咎めもないものと思われます。
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