| 金額は公開されておらず、この体験を獲得するにはフェラーリに自身の情報や情熱を語らねばならない |
内容を考慮するとまさに「プライスレス」な体験である
さて、5月17日からはF1 エミリアロマーニャGPが開催の運びとなりますが、今回フェラーリが驚きの企画を「1名限定」にて実施することが明らかに。
その内容は「ムゼオ・フェラーリ(フェラーリ博物館)の中に設置された部屋に1泊することができ、かつパドックへのアクセスが可能なVIPチケットが贈られる」というもの。
なお、エミリアロマーニャGPはフェラーリの地元で開催されるレースということからこの企画が持ち上がったのだと思われますが、現時点では「いったいいくらでこの体験ができるのか」についてはナゾのまま。
まさか「あのもっとも有名な部屋」に宿泊できるとは
画像を見るとF1マシンに囲まれた中央に真紅のベッドが設置されていることがわかりますが、ここはムゼオ・フェラーリの中でも「もっとも有名な」ホールとして知られており、歴代のF1マシンに加え・・・。
数々のトロフィーが設置されるというフェラーリファンのみならずモータースポーツファン必見の間です。
そしてこの部屋の中央にドーンと鎮座するのがこのベッド。
しかも「ただベッドを置いただけ」ではなく、ベッドやその周辺には円形そして流線型の構造物が設置されており、とんでもなくコストが掛かっていることがわかります。
加えてピローやカバーもロッソ、そしてカバーには昔のフェラーリのレーシングカーに見られた「キルティング」加工がなされているもよう。※棒状のクッションの表皮は昔のフェラーリのF1マシンに使用されていたものと同じレザーらしい。スケドーニ製だと思われる
-
フェラーリF50付属のラゲッジセットが競売に登場!F50のコンセプトは「公道を走るF1」だがエレガンスも忘れない。もちろんスケドーニ製
| 現在は100万円を超えてぐんぐん価格上昇中 | 実際に使用することはないだろうが、コレクションとしては価値がある さて、フェラーリF50は「公道を走るF1」というコンセプトで企画され、実際に「ブッ ...
続きを見る
ホストを務めるのは元フェラーリF1ドライバーのマルク・ジェネ
さらに驚きは続いており、なんとこの企画のホストを務めるのは元フェラーリのファクトリードライバー、マルク・ジェネ。
どこまでのエスコートがあるのかはわかりませんが、上述の通りF1パドックへのアクセス権が与えられ、さらにはフェラーリ博物館のプライベートツアー、エンツォ・フェラーリ自身が設立したレストラン「イル・カヴァリーノ」での食事、そして翌日にはマルク・ジェネが運転する296GTBの助手席に座ってフィオラノ・サーキットのホットラップを体験できるという豪華な内容も記されており、またとない経験となるのは間違いなさそう。
もちろん宿泊できるのは「1組のみ」となりますが、この権利をゲットするには自身と同伴者の詳細、そしてそこへ泊まりたい理由などを示す必要があるといい、その中から「もっとも情熱的な」1組をフェラーリが選ぶことになるのだと思われます。
あわせて読みたい、フェラーリ関連投稿
-
エンツォ・フェラーリは自分宛ての手紙にすべて返信していた!エンツォの死の直前に手紙を送った当時の子供達が40年近くを経てフェラーリ本社に招かれる
| フェラーリは排他的であり続ける一方、”ファミリー”に対しては献身的だ | 当時夢見たF1マシン、そしてフェラーリのロードカーと対面を果たす さて、毎年このクリスマスシーズンになると各自動車メーカー ...
続きを見る
-
フェラーリは「V12を発明した訳ではないが、もっともV12エンジンで成功した自動車メーカー」。その黎明期から現代に至るまでの歴史を振り返る
Image:Ferrari | フェラーリがV12エンジンを愛するのはその汎用性の高さ、進化に対するポテンシャルゆえなのかもしれない | まさにV12エンジンはフェラーリにとってのDNAである さて、 ...
続きを見る
-
フェラーリが内装オプションとして12色のアルカンターラを追加。ますます人気が高まり、フェラーリにとっても重要な素材となったアルカンターラとは
Image:Ferrari | アルカンターラは軽量で滑りにくく、スポーツカーの内装素材としても最適である | 加えて最新世代のアルカンターラは「より持続可能性が高い」エコな素材に さて、フェラーリが ...
続きを見る
参照:CARSCOOPS, airbnb