最新・最高のフェラーリ「プロサングエ、812GTS、SF90ストラダーレ、296GTB」がドラッグレースを走る。SF90最強伝説が上書きされる結果に【動画】

｜　やはり4WD＋エレクトリックパワーは最強、そして中間加速に優れるのは軽量な後輪駆動車である　｜

ゼロヨンは「シンプル」なレースであるだけにセオリーが崩れにくい

さて、先日はフェラーリの「V12、V8、V6」ラインアップのドラッグレースを公開したCarwow。

今回はプロサングエ、812GTS、SF90ストラダーレ、296GTBといった最新かつ最高のフェラーリ4車種の加速競争動画をYouTube上へとアップすることに。

ここでその内容を見てみましょう。

フェラーリ・プロサングエ、812GTS、SF90ストラダーレ、296GTBのスペックはこうなっている

まずはそれぞれ4車のスペックを見てみると、プロサングエは715馬力 / 716Nmを発揮する6.5リッター自然吸気V12エンジンをフロントに搭載し、トランスミッションは8速デュアルクラッチ、駆動方式は4WD、車体車重は2,033kg。

812GTSはプロサングエと同じくV12エンジンをフロントに搭載しますが、こちらの出力は830馬力 / 740Nm、トランスミッションは7速デュアルクラッチ（一世代前）、車体重量は1,830kg。

SF90ストラダーレは現在のスーパーカー界における「加速王」として知られる最強マシンで、搭載されるエンジンは4リッターV8ツインターボ、そしてここへ3モーターにて構成されるプラグインハイブリッドパワートレーンを組み合わせることにより1,000馬力 / 800Nmを発生させます。

トランスミッションは8速デュアルクラッチ、駆動方式はもちろん4WD、車体重量は1,570kg。

296GTBは3リッターV6ツインターボにシングルモーターのプラグインハイブリッドを組み合わせてシステム合計では830馬力 / 740Nmを発生させ、トランスミッションは8速デュアルクラッチ、駆動輪は後輪のみ、車体重量は1,470kg。

実際にフェラーリ・プロサングエ、812GTS、SF90ストラダーレ、296GTBがドラッグレースを走ったらこうなった

そこで実際にこれら4台のフェラーリがドラッグレースを走った結果を見てみると、まずスタートでは「4WD」「エレクトリックパワー」を活かしてSF90ストラダーレがセオリー通りに（かなり大きく）リードします。

2番手はやはり4WDというアドバンテージを持つプロサングエですね。

ただしその後、駆動ロスが少ない後輪駆動勢が勢いを増してプロサングエを抜き、そして目覚ましいのはエレクトリックパワーと軽量性を生かした296GTBの「伸び」。

ただしその追い上げも虚しくトップはSF90ストラダーレの9.8秒（このタイムを見る限り、SF90ストラダーレに勝つことは不可能である）。

次いで296GTBの10.4秒（当然ながら、このタイムも尋常ではない速さである）。

そして3位は812GTS（少しだけ軽量な812スーパーファストであれば296GTBに勝てたかもしれない）。

最後はプロサングエの11.4秒。

ただし「最後」といえどもSUVとしては非常に速いタイムです。

フェラーリ・プロサングエ、812GTS、SF90ストラダーレ、296GTBがドラッグレースを走る動画はこちら

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